今年のGWは、とってもよいお天気太陽(朝)


 3日は、信楽駅前の陶器市へ。


 小学生の時に遠足で行って以来の信楽です。京都~草津~貴生川~信楽、とJRと信楽高原鉄道を乗り継いで、ちょっとした旅行気分です。これと言った目的があったわけではなく、「何か気に入るものが見つかったらいいなぁ」そんな感じでぶらぶら。周りの人たちの会話を聞いていると、お店をしている人が、お料理を出す器を探していたり、お店に置く「たぬき」を探していたり。お揃いのマグカップを選んでいる家族やカップルも。


 陶器市の会場には、いろいろな食べ物の屋台も出ていて、青空の下、賑やかで楽しい雰囲気でいっぱいです。


 すてきなマグカップを探して、たくさんのお店を覗いてみたけれど、結局「これだ!」というものに出会えず、迷いに迷って何も買わないことにしました。


 信楽駅前からは、「MIHO MUSEUM」への無料バスが運行されています。初めての「MIHO MUSEUM」。


 美しい自然の中に建つ、美しい博物館でした。太陽の光が降り注ぎ、きれいな山並みが見えるエントランス、明るくてゆったりと広い建物は、とってもすてきです。


 自分が特に興味のある、仏像や仏教的な展示はゆっくりと見ました。


 帰りは、電車も大混雑で、ちょっと大変でした。信楽、楽しかった音譜



 今日・4日は、植物園へ。


 外でお弁当を食べるのは、本当に最高!!澄みきった青空と、明るい陽ざしと、爽やかな風と、草木の香りと、そしておいしいお弁当おにぎりこれだけ揃っていれば、もう言うことはありませんぺこ「幸せ」とはこんなひとときのこと。こうして今生きていること、私の周りのたくさんの人に、心から感謝です。おかげさまで、本当にありがとうドキドキ


 自分自身に (吉野弘)


 他人を励ますことはできても
 

 自分を励ますことは難しい
 

 だから――というべきか
 

 しかし――というべきか
 

 自分がまだひらく花だと
 

 思える間はそう思うがいい
 

 すこしの気恥ずかしさに耐え
 

 すこしの無理をしてでも
 

 淡い賑やかさのなかに
 

 自分を遊ばせておくがいい

 これまで、「詩」についてそれほど関心を持ってこなかったような気がします。もちろん、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」や茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」などのもうとっても有名になっている詩は、私も大好きでした。


 ところが、最近、「近代詩」「現代詩」について触れる機会があって、いくつか詩集を開いてみると、「詩の持つ力ってすごいビックリマーク」と感動。今の自分の「こころ」が求めている「詩」や「ことば」に出会ったとき、そこに大きなパワーを感じました。


 力強く、でもとっても爽やかに、私のこころに響いてきました。新鮮な驚きと喜びでした。


 今回は、その一つ、茨木のり子さんの「汲む」を転載します。




汲む(茨木のり子)


 大人になるというのは


 すれっからしになることだと

 

 思い込んでいた少女の頃


 立居振舞の美しい

 

 発音の正確な

 

 素敵な女のひとに会いました

 

 そのひとは私の背のびを見すかしたように


 なにげない話に言いました


 初々しさが大切なの

 

 人に対しても世の中に対しても



 
人を人とも思わなくなったとき


 堕落が始るのね 墜ちてゆくのを



 隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました


 私はどきんとし

 

 そして深く悟りました


 大人になってもどぎまぎしたっていいんだな

 

 ぎこちない挨拶 醜く赤くなる



 子供の悪態にさえ傷ついてしまう


 頼りない生牡蠣のような感受性

 

 それらを鍛える必要は少しもなかったのだな


 年老いても咲きたての薔薇 柔らかく

 

 外にむかってひらかれるのこそ難しい


 あらゆる仕事


 すべてのいい仕事の核には

 

 震える弱いアンテナが隠されている きっと……


 わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました


 たちかえり


 今もときどきその意味を


 ひっそり汲むことがあるのです




 今の私が、特に励まされるところ。


 「大人になってもどぎまぎしたっていいんだな」「ぎこちない挨拶 醜く赤くなる 失語症 なめらかでないしぐさ」
「子供の悪態にさえ傷ついてしまう」「頼りない生牡蠣のような感受性」


 「あらゆる仕事 すべてのいい仕事の核には 震える弱いアンテナが隠されている きっと……」


 4月からの新しい環境。私は、いつもどぎまぎしていて、ぎこちなくて。子ども悪態にはしっかり傷ついて、自分の未熟さに落ち込んで。


 頼りないけれど、弱いけれど・・・・・・でも、「自分のアンテナ」を震わせて、一歩ずつ進しかない。