整体院ピーク銀座、院長の阿部です。
「頭が前に出ると、首に負担がかかる」
この言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、なぜ頭の位置が少し前へ移動するだけで、首はつらくなりやすいのでしょうか?
その理由を考えるうえで重要なのが、「頭の重さ」だけではなく、首の根元から頭までの距離です。
人間の頭は、成人でおよそ4〜6kgあるといわれています。
頭が身体の中心に近い位置にあれば、その重さを骨格全体で比較的効率よく支えられます。
しかし、スマートフォンやパソコンを見る姿勢などで頭が前へ移動すると、首の根元を支点として「てこの作用」が生まれます。
すると、頭そのものの重さが変わらなくても、支点から頭までの距離が長くなるため、首の根元にかかる回転方向の負荷は大きくなります。
特に注目したいのが、首の骨である頸椎と、胸の骨である胸椎の境目、C7/T1付近です。
この部分は、動きやすい首と、肋骨や胸郭につながる比較的安定した背中との「構造の切り替わり地点」です。
そのため、頭が前へ出た姿勢が続くと、首の根元や肩まわりの筋肉は、頭がさらに前へ倒れないように働き続けることになります。
ただし、首の負担は首だけの問題ではありません。
頭は頸椎に支えられ、その頸椎は胸椎、胸郭、肩甲骨へとつながっています。
背中が丸くなり、胸郭が後ろへ傾けば、身体は前を見るために頭を持ち上げなければなりません。
つまり、首の状態を考えるときは、
「首だけをどうするか」ではなく、
「頭・頸椎・胸郭・肩甲骨がどのように連動しているか」を見ることが大切です。
今回の「整体師が身体を科学する⑤」では、
・なぜ頭は前へ出やすいのか
・首の根元に働く「てこの作用」とは何か
・C7/T1付近に負担が集中しやすい理由
・首と胸郭、肩甲骨のつながり
・日中の姿勢だけでなく、睡眠中の姿勢も重要な理由
について、図を交えながら詳しく解説しています。
首は、約5kgの頭を一日中支えています。
だからこそ、首だけを見るのではなく、その土台となる胸郭や背骨まで含めて考える必要があります。
詳しい記事はこちらからご覧ください。
▼なぜ首は負担を受けやすいのか?
頭・頸椎・胸郭から首の構造を科学する
https://peakginza.com/neck-load-science-05
整体院ピーク銀座
院長 阿部淳一