ピークオイル、石油ピーク、脱石油社会の生活(Peak oil、エネルギー資源、地球温暖化、CO2) -3ページ目

光岡自動車、EV「雷駆」をマイナーチェンジ:290万円の低価格グレードを追加

 光岡自動車は25日、電気自動車(EV)「雷駆」(ライク)のマイナーチェンジを行い、26日から発売すると発表した。装備・性能を充実し、一充電あたりの走行可能距離を拡大した「G」と、走行距離を抑えて低価格化した「M」の2グレードを設定する。価格はGが410万円、Mが290万円。

 「雷駆」は、三菱自動車のEV「i-MiEV」(アイ・ミーブ)を基本車体に使用し、メッキ加工を施したオリジナルデザインの前後バンパーを採用したもの。

 「G」は、装備・性能の充実を図り、LEDヘッドライト・リヤコンビランプ、15インチアルミホイール、本革巻ステアリングホイール・シフトノブ、カーナビゲーション、シートヒーター(運転席、助手席)などを標準装備。

 従来モデルと同様の16.0kWhの駆動用バッテリーを採用しながら、一充電あたりの走行可能距離は約2割増し(JC08 モード比較)の180kmを実現した。

 「M」は価格低減を目的に、性能・装備の見直しを図った。総電力量10.5kWhの駆動用バッテリーを採用し、一充電あたりの走行可能距離は、120km(JC08 モード)となっている。

 経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業」の補助金制度が適用された場合、実質的な負担額は218万円となる。

 今回の仕様変更は「i-MiEV」(アイ・ミーブ)の改良に伴って実施された。

太陽電池の国内出荷3割増 4~6月、非常電源に需要

 太陽光発電協会が25日発表した2011年4~6月の太陽電池の国内出荷は、前年同期比30.7%増の25万8609キロワット(発電能力ベース)となった。東京電力・福島第1原子力発電所の事故に伴う電力不足への懸念から、住宅用・非住宅用ともに非常用電源としての引き合いが増えている。今後は各地で計画が進む太陽光発電所向けも需要のけん引役となりそうだ。


 住宅用は同25.4%増の22万4560キロワット。10年度に6割増と大きく伸びた反動に加え、4月に政府の補助金の水準が約3割引き下げられたため需要の伸び悩みも予想されたが、電力供給への不安が導入を後押しした。企業や学校、公共施設など非住宅用も同89.2%増の2万6134キロワットと大きく伸びた。

 国内出荷に占める輸入品の割合は15.5%、前年同期比で1ポイント上昇した。中国など割安な海外製品の流入が加速している。

 一方、輸出は同23.3%増の43万8887キロワットと、四半期としては過去最高。東南アジアや豪州の非住宅向けが全体をけん引したほか、欧州や米国向けも前年実績を上回った。ただ足元では円高で国内太陽電池メーカーの採算は悪化しているとみられ、今後も増加のペースを維持できるかは不透明だ。

 政府の補助金の受付件数は7、8月も前年を上回るペースで、太陽電池は7~9月も高水準の出荷が見込まれる。また、太陽光を含む再生可能エネルギーの全量買い取り制度を定める法案が26日成立する見通し。こうした支援策も受け、企業などは相次ぎ大規模太陽光発電所(メガソーラー)の計画を打ち出している。

米原油在庫が減少、ガソリン在庫は増加=EIA週報

[ニューヨーク 24日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が24日発表した週間(19日まで)石油在庫統計によると、輸入が減少するなか原油在庫が縮小し、製油所稼働率の上昇を背景に石油製品の在庫が増加した。


 原油在庫は221万バレル減の3億5177万バレル。アナリスト予想では80万バレル増とみられていた。


 原油輸入は日量47万7000バレル減少し、同877万バレルとなった。


 戦略備蓄は480万バレル減少した。


 ガソリン在庫は136万バレル増の2億1144万バレル。アナリスト予想は90万バレル減だった。過去4週間のガソリン需要平均は、前年比で2.4%低下した。


 ディーゼルオイルやヒーティングオイルなどを含む留出油の在庫は173万バレル増の1億5570万バレル。アナリスト予想は70万バレル増だった。


 製油所稼働率は1.2%ポイント上昇の90.3%。アナリスト予想は変わらずだった。


 米原油先物・指標原油の受け渡し地点であるオクラホマ州カッシングの原油在庫は2万6000バレル減の3366万バレルとなった。