高校1年生の時のクラスメイトには大変恵まれ、その中でも8人と仲が良く、有難いことに今でも交流が続いています。バリバリ働いている人の方が多くて、専業主婦の人もいます。ある人が不定期に声をかけてくれて、LINEのビデオ通話でお話会をしています。全員がそろうことはまれですが、人が集まらなくて会が流れたことは一度もありません。

 

私は口下手で、話の流れを見失いがちなこともあり、あまり発言はしません。でも、みんなの近況を聴くのはとても楽しみで、毎回参加しています。正直なところ、変化の少ない生活で私から提供できる話題がないのは申し訳ないのですが、そんなことは誰も気にしていないと思います。

 

 

今回は、久々に私の近況を話しました。パニック障害のリハビリもかねてもっと外に出なくてはいけないのだけれど、出来ていないと。すると、口々に、家にいるのが良いのなら、それでいいんじゃない?と返ってきました。それね、ごもっともなんです。でも、どうしても心の中で納得いかない部分がありました。

 

家にこもっていればいるほど、次に外に出るハードルが上がってしまうのが怖いのです。ある程度の頻度で乗り物に乗っておかないと、もう乗れなくなってしまうのではないかと思ってしまうのです。本心はきっと、もっと自由に外に出たい気持ちがあります。家にいるのは楽なんだけれども、やはり物足りなさは否めません。かといって、気力が不十分なためなのか、思い切って電車で遠くまで出かけてみよう!とは思えない状況です。

 

それでも、みんなの反応を受けて、あれこれ考えずに家で気楽に過ごすことを楽しんでみようかなという気持ちにもなりました。みんなの優しさに触れ、私の凝り固まった考えがほぐれていくのを感じました。

 

パニック障害とうまく付き合っていくために、ああしなきゃ、こうしなきゃ、と自分に無理強いしていたことを、少し手放せたような気がしました。これで問題が解決したわけではないのですが、友人とのやり取りのおかげで、視界が開けたように思います。