13周期目
※胎嚢確認後
※途中、「血」の文字が乱発します。苦手な方はご注意ください。
ようやく妊娠6週に入ったこの日。
いつものように朝6時30分に起きて、ワンクリノン膣用ゲルを
入れることにしました。前日、ワンクリノンのカスに阻まれて
アプリケーターが入れにくかったので、先に指でカスを
取り除きました。この時は鮮血はなく、カスが茶色くなって
いるだけでした。おそらく、前々日までにごく少量続いていた
出血が古くなっただけだと思います。
挿入後、またいつものようにすぐ横になりました。
20分後…、
お尻の割れ目を冷たいものが伝っていくのを感じた直後、
跳び起きてみると、シーツに500円玉大のシミが出来ていました。
ちょうど出勤の準備をしていた夫も何事かと来てくれ、
「わぁっ、血が付いてる!」と驚いていました。
(もちろん、私はもっと驚いていました)
「あとでクリニックに連絡します。いってらっしゃい!」
と伝えて、急かすように夫を送り出しました。
当然、頭の中では「流産」の2文字が点滅していたわけですが、
気が動転していたのか、ジッとしていられませんでした。
不妊治療中だと、「生理2日目くらいの出血があったら病院に連絡を」
と聞きますが、生理2日目どころか過去にない速さで出続けていて、
「もうこれは終わったな」と思いました。
クリニックが開く5分前、意を決して電話を掛けました。
事情を説明すると看護師さんに代わるまでもなく、
受付の方から「今日、お越しいただけますか?」と。
「もちろんです、あと○分くらいで伺えると思います」と
お伝えして、すぐに出かけました。
クリニックでは10組ほどがお待ちになっていましたが、
2番目に呼んでいただけました。
この日も内診からでした。
先生「そんなに出血してるの?診てみましょう」
「う~ん、たしかにかなり出血してますね」
「それでは機械が入りますよ」
「GS 13.0、ハートビート ノットクリアー」云々
りか「今朝、ワンクリノンのカスを取ったのですが、膣からの出血ですか?」
先生「いや、子宮の中からの出血ですよ」
「あとでお話ししましょう」
というわけで、5w3dに11mmだった胎嚢は、4日経って13mmと
のんびり成長していて、ソラマメの形をしていたのが真ん丸になっていました。
卵黄嚢もはっきりと確認できました。ただ、心拍はまだでした。
内診台から立ち上がった時、過去に生理2日目で受診した時以上に
座面が血まみれになっていて、自分の血でありながらゾッとしました。
(看護師さんがおまたや太ももまで拭いてくれました)
ここで、先生が採卵に行ってしまわれたので、
15分ほど診察室で待ちました。その間、漏れそうだったので
トイレに行ってナプキンを交換しました。
「多い日・昼用」がわずか1時間で全面真っ赤に染まってしまいました。
しかもずっしり重たい。
座っていても、どんどん出血していくのがわかりました。
先生が再登場すると、色々と説明してくださいました。
・たしかに出血しているけれど、胎嚢も確認できている
・出血の跡も、血の塊も見られないので、出血の原因は不明
・このまま出血が止まれば、妊娠継続する人もいる
・今できるのは見守ることだけ
・これは皆さんにお伝えしていることですが、もし出血量が増えたり、
しゃがみ込むような強い腹痛があると、皆さん驚いてしまわれますが、
(母体の)生命にかかわるようなものではなく、
緊急性はないので、救急病院に行ったりしないように。
クリニックが開いている時間に連絡してください
・出血が止まるまで、安静気味に過ごしましょう
・お風呂はさっとシャワー程度で
・止血のためのお薬を出す先生もいますが、血液がどろどろになるのも
良くないので、出しません
ここから私があれこれ質問しました。
りか「お薬はまだ使いますか?」
先生「妊娠継続の可能性があるので、続けます」
「出血が止まるまでワンクリノンの代わりに、ルトラールを出します」
りか「次回の予約まであと10日あるのですが」
先生「それでは10日分出します」
りか「手元のワンクリノンはどうすればいいですか?」
先生「出血が止まったらまた使うので、保管しておいてください」
りか「かたまりが出てきたら、どうすればいいですか?」
先生「パッドとかに出てきた場合は、袋に入れて持ってきてもらえれば
顕微鏡の検査に出せるときもあります。ただ、トイレで流しちゃったという
人もいますし、必須ではないです」
りか「2、3日前から、お腹が痛むときがあります」
先生「きっと、子宮が収縮しようとしているんでしょうね」
「それで血管が傷付いて出血するんですよ」
りか「これって、切迫流産なんですか?」
先生「そうですね、まぁ、強いて言えば切迫流産ですね」
りか「あんまり食べられていないのですが…」
先生「ん~…、水分はちゃんと摂ってくださいね」
こんな感じで先生とのお話は終わりました。
いつも通り、ドライかつ淡々と説明してくださり、
質問には丁寧に答えてくださいましたが、
先生の表情が険しく、また言い回しのくどい部分が多く、
状況の厳しさを物語っているようでした。
看護師さんからお薬をいただくとき、
「今朝のワンクリノンは入れましたが、ルトラールは朝の分から
飲むんですか?」と質問すると、「出血と共に出て行ってしまった
可能性があるので朝の分から飲みましょうね」と言われました。
そりゃあ、そうですね。ワンクリノンのカスさえ
押し出してくるほどの大量出血でしたから。
ルトラールは1日3回2錠ずつの処方でした。
帰宅途中、「特に多い日・夜用」のナプキンを調達しました。
帰宅してすぐ、お風呂で血を洗い流したところ、朝よりは、
出血量が減ってきたような気がしました。
この時点で、出血に気付いてから5時間ほど経っていて、
ナプキンの消費量から言って、生理2周期分くらいが
一気に出てしまったような出血量でした。
これ以上増えないことを願うばかりです。
全体の感想としては
出血の原因が不明で週数も早く、切迫流産と呼べるような時期でもない。
いまできることは何もなく、特に安静が有効というわけでもなく、
時間が過ぎるのを待てばいい、
だけなのかな、と。
どのみち、気持ち悪さからほとんど寝てばかりでしたし、
この先もとりあえずゴロゴロしていようと思います。
この先、予定通り7w2d/BT32に受診できますように。