「説教するってぶっちゃけ快楽」 | ぴぽたぬ記

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かわいいものが大好きです♡ちいかわ、サンリオ、アイスにはまっています!
絵を描いてラインスタンプ作ってますが、下手です。
でも、ブログの最初の頃に比べると少し上達した気がします。
ブログは、ちょっと様子おかしいことが多いです。

「赤だよ!!」

 

私は、大きい声で叫んだ。

対面の信号が赤なのに、自転車に乗った同業の人が、進もうとしたのだ。

 

 

 

「赤信号で渡ろうとするなんて、

 

 

もはや当たり屋だよ!!」

 

 

相手もちゃんと停止して、すでに信号を待っているのだから、これ以上の注意をやめてもいいはずだった。

 

 

しかし、私は止まらなくなっていたのだ。

 

 

 

 

「車の迷惑を考えて!

 

 

ぶつかったら絶対にダメだよ、車の迷惑になるからね!

 

 

 

飛ばされるにしても、ぶつからずに飛ばされて!!

 

 

 

プロの当たり屋としての自覚を持って。

しっかりと。

 

 

次第におかしな話になってきているのが否めない。

 

 

何、プロの当たり屋って。

 

 

 

「プロの当たり屋は、周囲の方々にご迷惑をかけず、

 

ぶつからずに飛ぶ。これ基本だよ。

 

 

 

それから、飛ぶにしても、絶対に、横とか斜めとかに向かったらダメだからね。

飛ばされた先に車や歩行者がいて、その方々に当たったりしたら大変だから。

 

 

飛ばされる時は上に。

 

まっすぐ上に飛ぶんだよ。

 

それもできるだけ高く。

 

 

 

 

大事なのは高さだから。

 

 

一体これは、何の話をしているんだ、とお思いだろう。

プロの当たり屋の話である。

>それは一体何の話

 

 

「まっすぐ上に飛びながら回転をいれるといいね。

 

2回転くらいして、

 

 

 

そこから月の高さまでいこう。

 

思い切って、月を隠して。

 

 

 

 

それを人々は、『月食』というだろうね。

>言わない

 

 

周りで見てる人たちを楽しませて。」

 

こうなってしまった私は止まらない。

 

 

 

「大丈夫。

 

 

 

最近のドライブレコーダーは優秀だから。

 

上に飛んでく姿を、きちんとカメラが追ってくれるよ。

>どんな機能

 

 

 

月食ができたら、その映像がTwitterで拡散されて、

少しはニュースに出るだろうね。

 

 

 

 

それから、着地もしっかりね。

きっちり、両手を上げて着地して。

 

 

そこまでできてこそ、プロの当たり屋だから。

 

赤信号で前に進むって、そういうことだから。」

 

 

 

 

信号が青にかわっても、延々と説教を続ける自分に、

 

 

「確かに、説教は快楽かもしれない・・」と思ったのだ。

>説教ではなく、完全に世界びっくり人間の話