人生で初めて、ネイルサロンを予約した。
しかし、目的は、爪先に装飾を施してもらうためではない。
爪を修復してもらうことだ。
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遡ること数カ月。
何がどうなってそうなったのか全く記憶にないのだが、
壁に爪からぶつかった。
>本当にどうして
その結果、右手親指の爪が割れた。
そして、そこからの数カ月、
親指の爪が少し伸びては割れる、ということを繰り返していた。
☆☆☆
割れてるところをどんどん切って、
それでもまた割れる。
このままでは、親指の爪がなくなってしまう・・・。
自分でなんとかできることはないのか、
と思い、
Amazonで割れた爪を直すものを探した。
その結果、評価が良さそうなこちらを購入した。
私もピッチャーで爪に負担がかかっていたところだった!!
>ピッチャーやったことないだろ
早速届いたこの補修剤を爪に塗ると、
爪がピカピカになった。
「なんだ、これ、トップコートみたいなものか」
除光液で落ちるものだと思い、
私は全ての爪に補修剤を塗った。
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しかし数日後、
補修剤を除光液で落とそうとすると、
全く落ちなかった。
今、この日記を書くにあたって、
Amazonで商品を見たところ、
「付属のシルクシートを使用して」
・・・?
そんなものを使った記憶はない。
・・・届いたその日に捨てたあれ??
どうやら私は何もかも間違っていたようだ。
これは、もうプロにお任せするしかない・・・。
というわけで、一文目のネイルサロンの予約へとつながるのだ。
☆☆☆
私は、職場の美少女Fさんに、
補修剤の使い方を間違えていたこと、
その結果、自分で落とせなくなり、
ネイルサロンを人生で初めて予約した、と伝えた。
私「ネイルサロンって、何するんですかね!!
爪、全部剥がされちゃうんですかね!!!」
もちろん、冗談のつもりだった。
ネイルサロンで、爪を剥がされないことも分かっていた。
ところが。
Fさん「爪剥がされるのは痛いですよ・・。」
え?
私「爪、剥がされたことあるんですか?」
Fさん「昔ですけどね。」
・・え!?
Fさん「爪が縦に半分割れて病院に行ったら、
残りの半分も剥がさないと、下から生えてくるのを邪魔するから、と言って
・・・剥がすことになりました。」
・・・えええええ
待って。一旦待って。
Fさん「爪と皮膚の間に麻酔を打つんです。」
待って!!!!お願い待って!!
Fさん「痛いですよ。」
うぎゃあああああああ
やめて!!!!!
もう隠してることはありません!!
なんでも!!
なんでも話しますから!!!!
>拷問
私「無理無理無理!!!!
耐えられない!!無理!!!
やっぱやめる!!ネイルサロン、やめる!!!」
Fさん「そう簡単にはネイリストさんやらないと思います。
麻酔なしだと大変ですから。
多分痛くて暴れると思います。」
私「いやあああああああああ!!
もうネイルサロン行かないいいいい!!!!」
Fさんに脅されすぎて、後半、本当に泣いていた。
>まじでどうかしてる
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そうは言っても、もう予約はしてしまっていた。
ドキドキしながら、ネイルサロンに行った。
おしゃれな店内。
美人なお姉さん。
私「人生で初めてネイルサロンに来ました!
とても緊張しています!!
爪を全部剥がされるんじゃないかと思って・・」
正直に伝えた。
お姉さんは、微笑みながら言った。
「爪は剥がさないですよ」
よかった・・・。
「医療資格がないので」
医療資格があったら剥がされてたんですか!!
☆☆☆
どんな技術なのか全くわからないけれど、
補修剤もきれいに取ってくれて、
割れていた爪も直してくれた。
すごいお方だった。
とても感動した。
もちろん、私の爪は、
本日現在も10本全て残っている。
>当たり前だろ