ある日の夕方。
定時を過ぎ、次第に皆さんが帰っていく時間。
職場の美少女Fさんが、
とことことこ・・
と私の席に近づいてきて、
四角い小さな箱を手渡して言った。
「あの・・・これ・・
・・受け取ってください・・」
Fさんは私に、そっと小さな箱を渡し、
また、とことことこ・・と戻っていった。
こんなんもう絶対あれやん。
この大きさ、形、重さ。
絶対あれやん。
私は、箱を受け取り非常に動揺した。
「え・・・!?あ・・!これ・・・・
え・・!??
それって・・・??」
なるほど、これが世に言うところのサプライズか。
噂では聞いたことがあった。
サプライズ、というものが存在することを。
きっと、この白い箱の中には、
もう一つ箱が入っている。
パカッと開けるあの箱が入っているんだ。
Fさん!!!なぜ私の指のサイズを知っているんですか・・・!!!!
震える指でなんとか開けた。
>いれ直した
☆☆☆
後日、Fさんに言った。
「なんであんな期待させることするんですか!!
悪質ですよ!!!」
Fさんは悪びれることもなく言った。
「限界までいれたんですよ・・」
チロルチョコの数の話ではない!!
私がこの後、
厳しくFさんを叱りつけたことは言うまでもない。