私は、とにかくセンスがない。
部屋に何かを飾る、置く、
など、センスを要求されることが本当に苦手だ。
家具はできるだけ減らしたいし、
物もできるだけ持ちたくない。
なお、決して今はやりのミニマリストというわけではない。
ただただセンスがない。
何を置くとか置かないとか、
そういうことを考えるのが本当に好きではない。
実際に、現在の私の一人暮らしの部屋は、この仕上がりだ。
決して引越し直後ではない。
☆☆☆
これだけ、家具を選んだり置いたりすることが苦手な私が、
あつ森などという、
センスがある人のみに許されるゲーム
に手を出したのが間違いだった。
あつ森なんて、もう実質、家具を並べるゲームと言っても過言ではないと思う。
>それは過言だろ
私はとても困った。
なぜなら、
あつ森で、島の評価を上げるためには、
島のそこかしこに、家具を置かなければならない、のである。
しかし、私にはセンスがない。
何を置くのか考えたくない。
でも、家具を置かなければ島の評価は上がらない。
島の評価が上がらなければスズラン(=五つ星の島のみに咲く花)は咲かない。
でも、何を置けばいいのかわからない。
何がおしゃれなのかわからない。
もう私は、島をどうすればいいのか悩みすぎて、
おかしくなりそうだった。
>多分なってる
☆☆☆
私は、数カ月悩んだのち、
ある天才的な考えを思いついた。
かわいいものは、たくさんあってもかわいい。
すなわち、かわいいものをたくさん置けばいいのである。
色んなものを置かなければいけないと思うからしんどくなるのだ。
かわいいものは、
何個あってもかわいいに違いない。
・・・我ながら天才だと思った。
☆☆☆
そうして、その日からせっせと、
島のそこかしこに並べ始めた。
私がかわいいと思う、クマの人形たちを。
私は、並べた。
ある場所には小さいクマを。
ある場所には大きなクマも。
時にはパンダも置いた。
↑これをみてもわかるように、
私が少しでも、何かを選ぼうとすると、
花輪が入ってしまったり、途端にダサくなる。
やはり、
かわいいもの、
クマをたくさん並べないといけない。
・・・しかし、
私の思い通りには行かず、
ぴぽたぬき島(しま)に遊びにきてくれた方々は、
怖い、と言うのだ。
ヘイバヨウ、と言うのだ。
こんなはずじゃなかった。
・・・こんなはずじゃなかったのに。
>怖すぎる
※あまりにも怖いと言われたので、今はクマを片づけております。