今回紹介するのは、「けふとかな」です。


№46「けふ・かな」

けふ・かな
けふは読書で
  かなは手毬に飽きたか
    小箱を膝に
縁側にいすを持ち出す
小春日和 何を読んでいるの?
人の読書は気になるもの
話しかけてはうるさがられる
着物は藍染更紗か 牡丹に椿
梅の花も袂に裾にと花尽くし
娘盛りの賑わい
かなの帯の桔梗が愛らしい
けふは着物と同じ牡丹でも
帯地の渋さで調和している
白と赤茶の八掛の違いだけ