今年のノーベル文学賞受賞の
カズオ・イシグロさんの本です。
(ネタバレはありません)
受賞翌日に注文して、届いたのが2週間ほどしてから。
(受賞を受けて増刷したのでしょうね)
届いてすぐ読み始めたのですが、
翻訳本を読み慣れないので
最初は物語に入っていくのに苦労しました。
物語の佳境に入ってからは
俄然おもしろくなったけれど。
なかなか興味深い話だったし、
なんとなくわかっていた結末だったけれど、
やっぱり考える作品でしたねえ。
でも、疑問に思うのだけど、
ノーベル文学賞の基準って何なのでしょう?
表現の仕方??
翻訳家さんはわかりやすく訳してくださっていたけれど、それは英語圏に暮らして英語を文化としていないとわからない。
良い本だなあ
と思ったけれど、
物語の深さというか広がりは村上春樹のほうが感じられた気がする。
(村上春樹ファンではありません)
それは日本人の書いたものを日本語で読むからなのかなあ。
もちろん
イシグロさんの作品をあと数冊は読まないと
論じれないことだろうけどさ。
エンターテイメント的な本しか読まないから
そのあたりの文学的なことは
まったくわかりません。
「芥川賞」の作品をなかなか理解できない私の脳がその例だと思う
面白いか面白くないかになっちゃう。
文学とはなんなのだ??
でも、この本は
単純にテーマからして興味深かったし、
おもしろかったです。
綾瀬はるかさんの日本版のドラマを見てみたいな〜
と思いました。