2023年5月23日の振り返り
TC療法+キイトルーダ投与後14日目
この日はお父さんと床屋に行きました。
床屋と言っても、ドンキホーテの中に入っている1,200円の床屋です。
オープンは10時からなので、オープンに間に合うように向かいました。
オープン前に着き、ドンキホーテ自体は開いているので中に入って床屋の前に行きました。
この日は火曜日で、オープン前から待っているのはお父さんと私だけでした。
9時59分になるとお父さんはソワソワしてお店の中をチラチラ覗いていました。
開店前にお客さんが1人増えました。
席数は2席のようなので、私とお父さんが先に呼ばれました。
お父さんは男性の理容師さんに、私は女性の理容師さんに切ってもらう事にしました。
理容師さん「今日はどうされますか?」
私「あー・・・坊主にしたくて」
理容師さん「坊主ですか?それならお父さん切ってる人の方が得意だったかもなぁ」
お父さん「交換するか?」
私「いやいやいや、別にそこまでこだわりある坊主にしたいわけじゃないんで大丈夫です」
理容師さん「どういった坊主にしたい?」
私は心の中で、坊主にどうもこうもあるのかよと思いながら必死に坊主について考えました。
私「んー、あの、どういうのとか例えば?」
理容師さん「五分刈りとかにします?」
私「五分刈りって何ですか?」
理容師さん「ほら、そこら辺歩いてる中学生がしてる髪型!」
ここは田舎なので男の子は坊主が多いです。
私「あぁ~。それでお願いします」
こうして坊主にする為のバリカンが入りました。
バリカンが始まるとあとはとても早くて、あっという間に坊主頭の出来上がりです。
理容師さん「終わりました。どうですか?」
私「いい感じです!ありがとうございます」
理容師さん「坊主にしたいって女の子、最近2人来ましたよ」
私「え、そうなんですか?」
理容師さん「最近はそういう子もいますよ」
そうなんだ、これが多様性の時代か・・・と思いました。
カットが終わり、持って来たニット帽を被ってすぐに家へ帰りました。
ニット帽は医療用のニット帽で検索して2,500円で買ったものですが、髪の毛がなくなってから被るとブカブカでした。
せっかく2,500円も出したのに・・・と落ち込みましたが、その後は1,000円程で買える大きさも丁度良いニット帽に出会えました。
下のオススメにも貼ってあるこの帽子です。
コメントにも書きましたが、タグの部分が私には不要だったので糸切りばさみを使って取っています。
最後に坊主にした写真を載せます。
顔はスタンプで隠してありますが、あまり可愛いスタンプがなくてごめんなさい。
初めての坊主はやっぱり凄く嫌でした。
でもこの日、私の坊主頭を見て次男が部屋でバリカンをしました。
そして2人で同じような坊主になりました。
次男の優しさだったのかもしれません。
2023年5月24日の振り返り
TC療法+キイトルーダ投与後15日目
坊主にしたので、シャンプーがとても楽でした。
抜け毛も、細かい髪の毛がチラホラ抜けている程度になりました。
2回目の抗がん剤をやったらこの半分くらいになるのかなぁと思いながら過ごしました。
この日は右足の太ももが痛くて痺れもありました。
抗がん剤をやる前から右足の太ももが痛いことは主治医に何度も伝えていました。
おそらく腫瘍が右閉鎖神経を圧迫しているんじゃないかと言われていました。
この痛みは本当に辛く、右太ももをさすりながらどうにかやり過ごすしかなかったです。
でも、手術前はこの痛みで眠れず思わず声が出てしまう程の痛みでした。
体を捻りながら痛い痛いとアパートで言いながら寝て、毎日会社にも行っていました。
それから比べるとそこまでの痛みではなくなったので、抗がん剤が少しは効き始めたのかな?と期待しました。
2023年5月25日の振り返り
TC療法+キイトルーダ投与後16日目
この日は朝8時半に家を出て、実家から一番近い薬局へ歩いて向かいました。
その薬局はオープンが9時ですが、9時05分には着くことが出来ました。
歩くとお腹の傷が痛かったり、足の痺れが強くなったりしたので結構大変でした。
お店の端から端までゆっくり見ました。
この日は坊主頭にニット帽だけで行きましたが、田舎で人も少なかったのもあり、周りの目は一切気になりませんでした。
また歩いて帰り、10時半頃に家に着きました。
さすがにウィッグ考えなきゃな・・・と思い、通販で買っていた様々なウィッグを被りました。
前にブログで書いたので似たような内容になってしまいますがご了承ください。
ショートカットのウィッグが楽だとブログでも読んでいたので私も買いました。
結果、私の顔には似合わず顎ラインの強烈なハネも直す事が出来ずワカメちゃんのカツラとしか思えませんでした。
次にボブのウィッグです。これは人毛MIXで私が買った中では一番高いウィッグです。
久しぶりに被ってみたら、白髪がありました。
仕方ないのでハサミで切るとまた出てきました。
白髪はいいにしても、右のラインに変な癖がついています。
どうしたらいいんだろう?と思いながら、軽くストレートアイロンをしましたが思うようにセット出来ません。
ちょっともう手に負えないと思って封印しました。
次はロングヘアのウィッグです。
ロングヘアなら昔からしていたのである程度はいけるだろうと思っていました。
被ってみたら、萬田久子さんのような髪のボリュームで想像と全然違いました。
人ってこんなに髪の毛多かったっけ?と思う程、髪のボリュームが凄かったです。
ロングヘアのウィッグならスマートな印象になるかな?と思いましたが、頭が大きくて等身バランスがおかしい人になってしまいました。
最後に辿り着いたのは落ち武者ウィッグです。
このウィッグは帽子と一緒に被らなければいけませんが、とても自然です。
※写真を貼ります
今もそうですが、この時もほとんどこの落ち武者ウィッグをかぶって外出しました。
※落ち武者ウィッグは私が勝手に呼んでいるあだ名です
ウィッグは他にもありますが、この辺にしておきます。
自分に合うウィッグを通販で探すのは至難の業だと思いました。
でも、どのウィッグも見た目はとても自然ですし作りも丁寧です。
似合う人には必ず似合うと思います。
私は結果的に帽子ウィッグ(落ち武者ウィッグ)に落ち着きました。
長時間の外出には向きませんが、短時間であれば頭の締め付けもそこまで強くならずに済むと思います。
この日を境に、散歩をする時はウィッグを被って行こうと心に決めました。
こうして私のウィッグLIFEが始まりました。