2023年3月30日


この日は造影CT検査と婦人科受診です。


両親と次男が病院へ付き添ってくれました。


造影CTは一度経験しているので、今回は緊張せず受けることが出来ました。



造影CTが終わり、婦人科へ行きました。


主治医「こんにちは。この間のMRIの画像です。腫瘍が1cmから3cmになってます。手術で子宮と卵巣を取ろうと思います」


私「はい・・・」


主治医「子宮は単純子宮全敵術で取ります。手術時間は3時間~4時間となる予定です」


私「わかりました」


主治医「手術日は4月28日があいてるのでそこで予約します。2日前の4月26日に入院してください。手術後、問題なければ1週間後には退院出来ます」


私「はい、お願いします」


主治医「手術までに検査をしてもらいたいものがあります。今日この後心電図と肺活量の検査をしてから帰ってください。それからペットCTというものを撮ってもらいます。転移がないか手術前に確認します」


私「ペットCT?はい、わかりました」


主治医「ペットCTは4月5日に予約しますので撮って帰ってください。ペットCTの結果は次の日の20時頃に電話します」


私「わかりました」


主治医「それと、手術後は抗がん剤を6クールやる予定です」


私「え、抗がん剤もですか?」


主治医「再発予防の為です。今度の抗がん剤は前回と違って脱毛があります」


私「え・・・。抗がん剤やらなきゃだめですか?」


主治医「今後の為にやりましょう。髪は2年で元に戻りますから」


私「はい・・・わかりました・・・」


こうして手術だけでなく抗がん剤もやる事が決まりました。


今度は髪の毛が抜ける抗がん剤と聞いてショックでした。


髪は必ず生えてくると言われても、どうしても嫌でこの時はまだ受け入れる事が出来ませんでした。


ボーッと考えながら心電図の検査へ行きました。

心電図は毎年会社の健康診断でやっているので検査に対しての不安はありませんでした。


次は肺活量の検査です。

これは初めての経験です。


医師「こんにちは~!これから肺活量の検査をします。やった事はありますか?」


私「いえ、初めてです」


医師「検査をする時にこのクリップをお鼻に挟んで塞ぎます。その後にこのホースに付いているマウスピースを咥えてください。ゆっくりと息をはいて、もう限界ってところまではいてください」


私「はい!」


医師「いきますよ~。息をはいてはいてはいてはいてはいて~」


私「ふぅぅぅぅ~・・・」


医師「はい、上手です。次は息をゆっくり吸って、私が吸って!と言ったら思いっきり吸ってください」


私「はい!」


医師「いきますよ~。では息をゆっくり吸いま~す。・・・息を吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸ってぇぇ!!


私「ブフォッ笑」


先生がいきなりお腹の底から大きな声を出したのが衝撃で、吹き出してしまいました。


医師「ビックリさせちゃってごめんなさいね。このくらい大きな声で合図しないと思いっきり吸えないから。もう一度やりましょう!」


私「はい、すみません・・・」


2回目はきちんと出来ました。


真剣な検査なのに笑ってしまって申し訳なく感じました・・・。


こうして検査を全て終えた後、アパートへ帰りました。


あっという間に手術の日程が決まったなぁと思いながらも、次こそは腫瘍が消えるんだという喜びがありました。


抗がん剤の事は、手術をしたら先生がやらなくて良いよと言ってくれないかなと考えたりして、最後の最後まで嫌な気持ちを抱えていました。