朝5時からの仕事で8時半に休憩に入る。

一服しながら携帯を見たら1件のメール。

Kさんからだ。
今日仕事なのにどうしたんだろうと思ってメールを見た。






[近々離婚することになった]

☆#*@★◎※!?

まさにこんな感じで一人パニクってしまった。

とりあえず
[仕事終わったらメールするね]
と返信した。

仕事中はそのことで頭がいっぱいで落ち着きがなかった。

仕事が終わり、Kさんと合流。

話を聞くと奥さんの方から言われたらしい。

かなり責め立てらしく、何を言われたの??と聞くと、言いたくないとのこと。

かなり落ち込んでた。

[いずれは離婚するつもりだったけど、まさかあっちから言われるとは思ってなかった…]

Kさんが落ち込むくらいだから、きっと正論を言われたんだろうなと思った。

言葉が見つからず、何も言ってあげられなかった。

一つだけわかることは、ウチにも責任は必ずあるということ。

ウチが余計なことしたから、ウチがあの時Kさんと別れていれば…


[ごめんね]
を繰り返すしかなかった。


Kさんは
[Peaceは悪くない。自分のことだから…Peaceが謝らないで…]

自分が生きてることがこんなにも邪魔なのかって思った。

Kさんの人生を台無しにした…
Kさんを傷つけてしまった…

なんで自分はここにいるの??
なんで自分は生きてるの??
自分さえいなければ誰かしら笑って過ごせた時間があったのに…

悔しくて懺悔の気持ちだけが溢れた。

確かにKさんに離婚したら一緒になれるって言われて本気じゃないんだろうなって思って期待してなかった。
いつかは捨てられるんだろうなって思ってた。

なのにこの結果。
好きな人がフリーになれるのに、
嬉しいわけがない。
喜べるはずがない。



怖くて仕方ない。



でも、ウチがKさんを支えなきゃいけないのは事実。
責任を感じてるだけじゃない。
彼を一人にしてはいけない。
もし二人でいろんな壁を乗り越えられるのなら、この結果は運命だったって思える。

奇跡を信じてこれからのことを考えていかなきゃと思った。
[どうしてそこまで背負うの?]

よく友達から言われてた。

人に尽くしすぎるし、自分が悪いと思ってばかりで損してるってよく言われてた。

嫌われたくないし、自分に1%でも悪いところがあれば自分が悪いって思う。

学校でもよくレポートの結果とか友達に教えてた。
まぁそれは言葉で教えるより見せて納得させた方が楽だったから。

彼に対しても尽くしすぎるようだ。

出かける時の費用はほとんどウチが出してる。
食事代、ガソリン代、ゲームやパチスロ、その他もろもろ…

苦にはならないけど、毎月もらってる給料がほとんどなくなるのがキツいかな…

喜ぶ顔が見たいし、ましてや結婚してるのに遊ぶ金なんてあるわけない。
彼の負担を少しでも無くしたかった。

でも甘やかしすぎだった。
これから一緒になっていくとしたら、やっていけなくなるだろうな…

ウチがもっと強くならなきゃいけない。

彼は自分が気に食わないことを言われるとすぐ不機嫌になる。
ウチはまだそんな彼を見てない。
見たくないから不機嫌になるようなことを言わない。
人を信じてないのかすぐ嫌いな人間を作る。

そんな彼をどうやって信じてもらえるようにできるかな?

無理強いとかじゃなく、自然に。

女癖が悪いとこも問題…
もし同じことを繰り返すなら別れるっては言ったけど、ウチからは別れを言えない気がする。

そこを強くしなきゃいけないのに、やっぱり一緒にいたいと思う。

できるコトはやってみる。

嫌われたらそれまでだったと思うしかない。

[一緒になろう]

そう言ってもらえただけでも嬉しいから。

あなたにウチと出会ったコトを後悔させたくないよ。

ウチもあなたと出会ったコトに後悔したくない。
一緒に頑張ろうね。
一昨日、夜勤上がりで休みだったKさんといつも通りにデートに行ってきた。

帰りは真っ暗で駅の駐車場でまったりと話をしてた。

Kさんはやるコトやれて幸せそうにしてた。
そんなKさんを見て

Peace[Kさんの幸せがウチの幸せだよ。だからちゃんと幸せになってね。]

Kさん[オレから離れる気でしょ??]

Peace[…]

Kさん[好きな奴できた?]
Peace[…それはない。]

Kさん[じゃあ、好きな奴作ってオレと別れる気だろ??]

Peace[…]

Kさん[オレと一緒にいるのやだ??]

Peace[Kさんの奥さんと子どもも不幸にしてまでウチって幸せになっていいの??]

Kさん[Peaceと付き合ってなくてもいずれは別れてたから。そんな重く考えないでよ。]

Peace[でも離婚のきっかけを作ったのウチなのは変わりない。ごめんね。ウチがもっと早く生まれてもっと早くKさんと出会いってれば良かった…]

Kさん[早く生まれたオレも悪い。ごめんな考えさせて。でもPeaceと一緒になりたいって気持ちは本当だから信じて??]
Peace[うん…]

Kさん[お願いだからオレから離れないで…]


抱きしめてた腕に力が入り、Kさんはウチの肩に顔をうずめた。
黙ったKさんは泣いているようにも見えた。

愛とか幸せを信じてなかったKさん。
人はちゃんと誰かを愛せるんだって思い出してもらいたかった。

Kさんが幸せになれるならウチは犠牲になってもかまわない。

ちゃんと見守ってるからね。






なんて、まだまだ後のコトだと考えてたけど、そうもいかない展開になった…