そもそも、私が転職をしたきっかけは管理部門の仕事をまんべんなくやってきたが、経理を強みとしたいと思ったからです。
経理という仕事も会社によって、求められるスキルが変わってくるため、経理として1社で長く働けば、他社でも通用する訳ではありません。
銀行との折衝を経験したければ、常に借入を必要とする会社に身を置かなければ、一生銀行との折衝を経験出来ないかも知れません。
私は運が良かった事もあり、財務状況が良い会社かつ10行以上との取引があったので、多くの事を経験し学ぶことが出来ました。
上記環境に身を置いたことで感じた事は下記の通りです。
・周り(上司や先輩社員)に経験値の高い方が多いと自然と必要な知識を得れる
・実際に経験する機会が増え自然と経験値を得れる可能性が高い
・対象となる事柄に触れる機会が増える事で、自然と学ぼうとする(自発的に学ぶ事へのハードルが下がる)
・無意識的に周りのレベルに合わせようとする(いつの間にか知識と経験値が上がる)
環境の重要性を理解できるようになってからは、仕事以外でも環境を意識するようになりました。例えば
・何か勉強を始めるなら、勉強しやすい環境を整える
・スマホで閲覧する情報を意識的に自分に有益だと思う情報に制限し、取り入れる情報の質という環境を整える(無駄な情報を取り入れない)
・付き合う人の中で、接すると気分が下げられるような人とは付き合わない
など何となく出来上がっていたすべての環境に目を向けて少しずつ良い環境を整備する事を心掛けるようになりました。
すべての環境に気をつけるようになったのには、別の出来事もあって、
売上100億規模の会社を一代で築いたオーナーは、事務所内や所有するビルのあらゆる乱れ
を細かくチェックし指摘をしていました。
多分なのですが、単に細かい方というのではなく、その小さな乱れが組織内の乱れへと繋がるとみて、早めに正すことで大きな乱れへと発展させないという意図があったのかと個人的には
感じていました。
環境の重要性なんてみんな知っているよって事なのですが、自分自身オッサンになってからその重要性を理解したという話しです![]()
環境の重要性を理解できると人との比較は無意味だなと思います。幼少期からの環境で生まれた差はどうしようもないですからね、ただそれを理由に日々精進しない理由にはならないかなと思います。
人生の大半を占める成人になってから自分で選択して変えられることは多々ありますからね。
