今日は午前中にpeaceful農園に行き、作物たちの育ち具合を確認して、少し除草してから、午後に話し手として出席する会があるので早々に帰りました。
晴れた日は畑に行く、というルーティンをしないと落ち着かないのです。
昼から出席したのは、勝山市で活動を始められた地域コミュニティ政策研究講座。
私は農業のテーマに、話し手としてご指名いただいたので、参加したのです。
実践してきたこと追求してきたことなどを話してくださいとのことでしたので、16年目になる勝山での暮らしのいきさつから今手がける活動などを話しました。
勝山に来るまで各地を訪ねては動き、落ち着かなかった私が、今に充足し、地に足がようやく着いた心地であることなど、農業がテーマでしたが、どちらかというと私の経緯や農のある暮らしによる心の移り変わりを説明したようなものでした。
こんなんでよかったかしら。
と、思いましたが、会が終わり、帰り際に言葉を交わした方がおっしゃいました。
「私はずっと教員をしてきました。それはそれでよかったことなのですが、ずっと落ち着かないものが心にありました。
それが、仕事を辞めて家の農作業をするようになったら、すぅっと心にあったものが無くなって、落ち着いたんです。本当に地に足がつくというのは、こういうことなんですね。」
定年まで教職員をなさったことが私は素晴らしいと思いましたが、そんな方でも、仕事自体にはやりがいはあったとしても、それでもなにかおぼつかない感覚がずっとあったなんて。
そして、農作業で土を踏んで過ごす時間に心からの安定を見出された、と。
私も正に、そうなんです。
就農者とはいえない小規模で自給をなるべく目指す程度の農への関わりですが、大地を、特に地下足袋で踏み締める時に感じる安心感。抱擁感。自然と共にあるという、大安心に救われるのです。
それが共有できたこと、話しができて今日はよかった。
15年間のpeacefulnestの総括ができました。
引き続き、また明日からもがんばり、楽しみ、生きるのを味わいましょう!