いい本が入りました

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図書館に返却に行って、新しく入った本の棚を見ましたら、分厚い本がありました。

「自衛隊イラク日報」 監修by志葉玲

非戦闘地域への自衛隊派遣なんて、紛争地域に行きながらあり得ないハナシじゃないか、と当時も思っていました。

ジャーナリスト志葉玲氏は紛争地に赴いて、現地の人々を取材して、現場を写真とともに発信していて、私も活動をSNSで拝見しています。

図書館にこの本が入るとは!
司書さんのすばらしい選書!

自衛隊のイラクでの活動すべての記録の公表ではなくとも、市民が少しでも実態を知るには貴重な本が刊行されたと思いますし、図書館に入ったことで多くの市民が読めることはいいことだと思います。

折しも、自民党総裁3期目が確定した安倍首相は日本国憲法の改憲を目指しています。

自衛隊の皆さんの職務の在り方、人権、命の保証の在り方を私たちは意識して考えなくてはならない時期にいます。

彼らは職務だから、任務遂行に全力を尽くします。
命令は絶対。

だからこそ、命令を出す権限のある人々の言葉の責任の重さ、考えの重さを感じます。

安全な場所にいて、心地いい椅子に座って、卓上で、言葉や数字を飛び交わして、血の通う人間一人ひとりの生活や生命を翻弄させるのだから。

決断する権限者も苦しいだろうが、彼らは血を流す危険はないのだから。

戦争は、野蛮で本能的な縄張り争いで今や始まるわけではない。
むしろもっと、知的で狡猾で貪欲な「人間」が偉そうなゴタクを並べて始める。

そんな「人間」の"大義"のためにヒトが生き死にをかける。

自衛隊の人々のために、日本の世界との関わり方のために、平和のために、考させられます。
この本は日報だからこそ日々の変化、記録者の心境など、飾った文章でないから、心にスッと届きます。

何よりもこの本を図書館に入れてくれた司書さんの選定に敬意を表します。