今シーズン最初の染めは、さくらんぼの枝染め。

雪で折れた枝を整理したのを細かくして煮出しました。
煮出してからひと晩冷まして、翌朝また煮て冷まして、と色素がじっくりたっぷり出るようにしました。

布やTシャツに模様つけをして、染液に浸していきます。




さくらんぼが実るのですから、花を愛でる桜と同じ仲間。何回か染めと洗いを繰り返してキレイな桜色が出ました。



煮出しに使った枝はそんなにたくさんではなかったのですが、しっかり残るピンク色になりました。




染めたのと一緒に写る木がさくらんぼの木です。
葉が萌える勢いのある時期の枝でしたから、色素も蓄えていたのでしょう。
草木染めはつくづく、自然のもたらすタイミングが大事だと思いました。

時に適ったものは美しい。

除いた枝を有効に使わせていただきましたよ。