ダライ・ラマが語った言葉で、人生で大切な18カ条の中に、「一年に一回は、知らない場所に行こう」というのがあります。


毎日、毎年、馴染んだいつもの場所だけで活動するのではなく、初めての土地に出かける刺激を人生に持ちなさい、と。


訪ねるのもいいと思っていますが、それに私はプラス、一年に一個、新しいことをしてみる、ことにしています。


小さなことでもいいから、新しいこと。


今年は、蒸留器を使ってフローラルウォーターとエッセンシャルオイルを採ることをしよう!と決めたのです。


最初は蒸留器を買うことを考え、ののくさ堂の収益を貯めていました。それで購入してもよかったのだけれど、"ザ・蒸留器"を持ってまた荷物が増えるのか…と思うと、身軽に関東に移動することに足枷をはめるような気持ちになって、購入をためらっていました。



最近、私の周りはDIYな人々が多く、自作する工夫、楽しむ姿を見ていたら、私も自分でつくりたくなりました。パーツを分解して、持ち運びしやすいようなシンプルなつくりの蒸留器でいいじゃない。


今の世の中は大変便利で、Youtube で検索すれば先人たちの自作蒸留器製作も使い方もわかる。

何人かのつくり方を参考にして私もつくりました。


そして、今日。

その試し作業をしました。


蒸留したのは最初はアップルミント。


水を張った鍋いっぱいにミントを入れて、加熱。

蒸気がチューブやパイプを通って水で冷やされて

蒸留水が出てきます。




蒸留水は、採れる!


でもエッセンシャルオイルを抽出するには、やはりかなりの量が必要です。

ガーデンのハーブでするには程遠いかな。



フローラルウォーターはしっかり採れますから、ミストや化粧水に使うにはいいです。


これはスペアミントの蒸留水。

アップルミントはいい香りとは、私は思えない、渋くてえぐみを感じる匂いでした。

ブレンドしてビターなアクセントにするなら、いけるかしら。

でも、いらないな。


という訳で、ほのかにスーッとするスペアミントの蒸留水だけとってあります。


エアフレッシュナーとして、事務所で使おうかな。


ちなみに肌に塗ると、しっとり。

化粧水のベースに使えます。



蒸留している様子を見ている間もいい香りで、アロマセラピーな時間でした。


ワークショップ、までいかなくても、一緒に実験をしてみよう!なんて気持ちで、このワクワクやうっとりを共有できたらいいなと思いました。



今度は松とか杉とか、精油が採れそうなのをやってみましょう。


一年に一個のチャレンジ。深海にハマりそうなのに手を出したかも。