☆ Peaceful Heart ☆ 子育てから幸せにっ♪


9組の親子さんにご参加いただきました。
古河の育児の会よちよちの皆さんです。

毎年、育児の会では、
抱っこ法の講演をさせていただいていますが、

初めての方にも伝わるように、
内容は抱っこ法の基本編となってしまいます。

そんな中、もっと詳しく応用編を聴きたいとのご要望があり、
今回は、リクエストにお応えする形で実現した座談会でした。


一人のお子さんを育てる育児と違って
二人目以降の育児には、また新たな悩みが生じます。


あらゆる場面で、ママを取りあう!?
順番こができるようになるまで、ずいぶんかかるもの。


兄弟は(というか、家族はみんな)、
感情の波が一緒だから、、、

どちらかが泣くと、もう一人も泣く。
どちらかがイライラし始めると、もれなくもう一人も。
そして衝突!

ここで、ママが大人を保てればいいけど、
ママだって一緒になってしまい、
収集がつかなくなってしまう。


上の子にも、下の子にも、
いつも待たせているからと罪悪感が出てきて

可哀想だから、
もっと受容してあげなければと自分を追い込む。

でも、母である自分のコントロールもままならないもので
受容なんて全然できない。

そのうち、怒りに任せて、言う事を聞かせようと試みるけど
これがとんでもなく心地悪くて、撃沈。。。

もぉ、どうしたらいいの?
と苦しくなっているママは多ですね。


ですが、「兄弟は母をとりあう」これ、ホント??

私は、「兄弟は譲りあうもの」と思っています。
子どもたちは本来、そのような素敵な存在です。

その方法が分からないだけ。
だから、私達大人が慌てず、教えてあげたり、
一緒にいい方法を考えてあげたらいいのです。


兄弟ができて、待たせてばかりでかわいそう。
兄弟がいるから、いつも不満に違いない。
同じ時間だけ相手をしてあげなければならない。

これは、思い込みなのではないかと思うのです。


兄弟ができたことは嬉しいこと。
将来、どんなに役に立ってくれる存在か…。
こんなに心強い味方はいないと思うのです。

兄弟がいるから不満なのではなく、
もともとの甘え下手が、
兄弟ができたことで活発に主張してくるんだと思います。

大人もそうですが、何に対しても不満を言う人はいます。
そういう人は、あるものを「在る」と気づかない。
自分にもきちんと「在るんだ」と認識できない。

「無い」足りないことが問題なのではなく、
「在る」ことに気づけないことが悩みの根源なのです。


兄弟それぞれを同じように、同じ時間だけ
特別に相手をしてあげなければならないと考えるのではなく、

当たり前にすることで満たしていく。
食べる、寝る、着替える、出かける、叱る、触れる。

完璧ではない私達のままで、心をこめて育てる。
それだけでいいのです。


座談会の最後には、自分を満たす抱っこで締めくくりました。
ママの腕の中で落ち着かなかった子も、
「ママを抱っこしてあげて。いつもありがとう」って、
と指そうと、グッと落ち着いてママに抱かれていました。

自分には「在る」、自分にも「在る」という
体験になったと思います。


ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。