小山自然育児の会の分科会で
小学生ママに向けた講演会をさせていただきました。
小学生の子育てについて、というリクエストをいただき、
「自立に向けて」という演題でお話しました。
授乳していた頃から、
幼稚園、小学校と手が離れていく我が子。
手が離れていくのは、主に身の回りの世話ですが、
この部分で、母の手を煩わせない子どもは、
見た目、自立は順調!と思いがちです。
一旦できるようになったことでも、
心に何か抱えると、今まで簡単だったことができにくくなります。
宿題をスムーズに始めなかったり、
朝起きるのがゆっくりになったり、
お母さんの言うことに反抗したり…。
突然そんな子になってしまったのではなく、
小さな何かが溜まりにたまって、抱えきれなくなったという証拠。
いわゆる、ココロの中身を表すサイン。
できなくなったことを、できるように導きながら、
(ある期間、再び丁寧につきあうことで、元気を取り戻せるように)
もっと、甘えてきてもいいんだよと伝えていくといいのです。
「あれやって、これやって~」という甘えだと、
小学生にもなって、と親もつきあい切れないもの。
「嫌だな~」「たまにはサボりたいな~」と文句を言うという甘えだったり、
「お母さん、たまには私の話もじっくり聴いてよ」という甘えができるといい。
または、安心して、思いっきり反抗する。
スッキリするまでというのがポイントですね。
それが息抜きだとわかったら、
「それでいい。これが甘えなら、心置きなくお母さんを使いな」
と言ってあげたい。
本当に大切なのはココロの自立です
手が離れても心は離さず見守ること
嫌な思いを抱えた時の自分をどうするか、
そこからどう立ち直るか、
いつか、すべて自分でしていかなければならない子どもに、
まだまだ、親を使っていいんだと体験させること。
お母さんがいてくれてよかった。
お母さんさえわかってくれたら、それでいい。
そんなふうに、ココロの自立を助けていけたらいいですね。
私事ですが、いつもながら、
講演の前には、我が子との間でメッセージがやってきます。
なので、講演の内容は、直前になって固まり
講演の中では、私の体験談を盛り込みますが、
今回もそうでした。
毎回、誤解を恐れずお話する私ですが、
体験談がよかったですと言っていただけることが多いので
励みになります。ありがとうございます☆
今回はちょっと大きな出来事だったので、
なんだか、まだ気持ちが落ち着きませんが、
私の先生でいてくれる子ども達には、本当に感謝です。
ご準備いただいたスタッフのみなさん、
聴きに来てくださったみなさん、
ありがとうございました