時々僕の心は真っ黒で
君の声さえ聞こえない
消えないで涙
夜が明けるまで側にいてよ
耳をすませば聞こえてくる
君が流した涙の音
ここまで来るのは遠かった 遠過ぎた
鬱病が治ったと診断されてから約半年
幸い今は死にたい夜もあまりない
どうしようもなく泣き疲れて眠る夜はたくさんあるが
リストカットの欲求が衝動的に起こっても
理性で抑えられるようになった
残虐な事件のニュースを見ると恐怖を感じるようになり
残虐な殺され方をするホラー映画も今は苦手になった
過食嘔吐もする事がなくなったし
今は前までの価値観や感じ方が真逆になった部分が多く
自分が鬱病だった事すら今では薄れてきたように思う
だけど相変わらず
夜一人で眠れない
夜一人で寝ようとすると
鬱の記憶や過去の記憶を思い出して
また死んでしまいそうな夜になるから
人と関わることは今でもつらい
できれば気楽に一人で生きていたいが
一人ではどうも生きれそうにない
『人は一人では生きられない』などと
つまらない事を私も本気で思うようになった
鬱病が治って半年
鬱病のない普通の生活は 至ってつまらない
だけどそのつまらない生活を
私はずっと長い間夢見て目指してきた
鬱病が治って半年
今『普通』という生活を過ごせている事を
心から嬉しく思う
生まれてからこの今まで
思い返して何を思う?
つらかった? 楽しかった?
誰でもない君がここまで生きたよ
それだけで僕は嬉しい
泣いて泣いて泣いて
それでも明日から逃げなかった君は 今日ここまで生きてこれたんだ
誰も言ってくれないなら 僕が言おう
よく頑張った 本当によく頑張ったね
世の中には君に似たような人が沢山いて
君の代わりになる有能な人も沢山いて
つらかったよね いつも何かに怯えていて
苦しかったよね いつも誰かと比べられて
だけど本当は君は誰にも似ていなくて
本当は君の代わりなんて一人もいない
だから君は君で生きればいい
この世の中でたったひとつの命
君の代わりなんてどこにもいない
たったひとつの大切な命
君が生まれた今日この日が
また来年も再来年も何十年と迎えていけますように
その時もし君が泣いていたとしても
僕は変わらず君に言うよ
今日まで生きてきた君に
そしてこれからも生きていく君に
心から
「 誕生日おめでとう 」