タイトルだけ見て、公安、台北ときたので、スパイの話か?と少し敬遠したのですが、あ、そうか、倉島シリーズね、と思い出し、早速読み始めると、変わらぬ魅力的なキャラ⁈に引き込まれるかたちでそのまま一気読み。

淡々と冷静でありながらも、上に対しても信念は曲げず、また今回は、異変を感じる後輩への対処に苦慮する姿も見られ、今野作品の人物キャラの面白さを堪能できた作品だったと思います。

シリーズ第8弾が楽しみです。

感謝音譜


内容についてはいかに Amazon さん の内容紹介を転載させていただきます


警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。

そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。

サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。