それほどボリュームはないのに、内容は盛りだくさんで、こういう話かと思えば、また違う流れの話が出てきて、さらに進むとまた新たな話が展開しそうになったりと、2時間ドラマ?といようよりは、良くも悪くも⁈連続ドラマのような感じの印象でした。
ま、でも飽きさせない、という点では満足でしたし、亮介が起こした事件についても、決して思いもよらないまさかの真実が隠されていましたので、十分楽しめた作品だったと思いますが、
できれば、多少、盛り込みすぎのところを、整理して、もう少し真相への話の流れをよくすれば、さらにドラマチックな結末の余韻があったのではないかなーと思いました。
とは言え、楽しませてくれた本作に感謝です
記録のため 以下に Amazon さん の内容紹介を転載させていただきます。
弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで人として成長していく。
だが、ある日、母が結婚する前に父親の安彦に送った手紙を見つけ、自身の出生に関わる衝撃の秘密を知る。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか――。
著者史上もっともハートフルな物語が誕生。最後に芽生える真の友情に、あたたかい涙が止まらない!