自殺とみられたある会社員の死から、ここまで壮大な結末になるとは全く予想もしませんでした。

本当は このような きな臭い 政治の話、ましてや 原発の話などが 絡む話はあまり好きではないのですが、ひとえにこの品川桜警察署の刑事・橋口のキャラに惹かれ、読み終えてみれば、ありえなすぎるにもほどがある!?とは思うものの、なかなか読み応えのある話だったかと思います。

できれば 本庁に戻った橋口刑事 をシリーズものとしめ読んでみたくなりました。

感謝音譜


記録のため 以下に Amazon さん の内容紹介を転載させていただきます


品川桜警察署の刑事・橋口志郎は、あるマンションでのサラリーマン・高村の変死事件に臨場する。自殺という結論が出る中、志郎と同じ署の刑事である妹の紀子は、高村の婚約者の話を聞いたことから、その決定に疑念を抱く。

一方、志郎は高村が勤めていた東京都下の建設会社を捜査していた。そんななか、紀子が事故に遭ったと連絡が入り、志郎自身も殺人の容疑をかけられ、身内であるはずの警察から追われる身となってしまう。

逃亡を続ける志郎の前に徐々に浮かび上がる強大な「敵」と、事件の裏で進行する日本を揺るがす「ある計画」とは。衝撃のクライムサスペンス