このブログに書くのも、小説を読了するのも久々過ぎて、それでもやっと乗り越えることができた感で、ホッとしています。

そして、やはり私のスランプを救ってくれた!?のは、日本の歴史を描いた作品だったことは、なんだか、原点に戻ったようで妙に納得してしまいました。

それはさておき、この時代のことは、全く知識がなかったのですが、この権力争いにかなり興味を覚えましたので、また、別の作品も読んでさらに歴史に触れてみたいと思っています。

目覚めさせてくれた本作に感謝音譜


疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、

古代社会を破壊する稀代の逆賊か。

謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。


記録のため、以下にAmazonさんの内容紹介を転載させて頂きます。


時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。