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Peace Study Notes

一筆書きでつづる素晴らしき世界のスケッチブック

年休を取った先日の月曜 ずっと行きたかったお店に行ってきた

土日は祖父の法事で実家に帰省しており ほっと一息チルな休日♪

パート休みの奥さんと娘は お義母さんと兵庫県三田市のアウトレットへ


Peace Study Notes
大阪・南船場の 『A769キッチン』だ! アタマはアナログと読む


昨年7月号のミーツ・リージョナルで初めて知って気になっててん

年末のブルータスの「mellow out 気持ちいい音楽」特集の

Book in Bookにも 豊中のチッポグラフィアのとなりに載ってたね


昨年4月オープンの 珍しい洋食ダイナーだ

ブルータスによると


  オーナーの李昌浩さんが酒と音を担当

  音楽のテイストは ジャズ(特に脱力系)、サルサ、ブーガルー、カリプソなど

  若きオーナーが偏愛するのが、

  「オシャレに決めすぎてない、脱力系のジャズギターや、サルサ。

  ヘタウマすれすれぐらいの、きわどい音がかわいい」


とのこと

マイノリティーながら ぼくにとっては 超ツボな音楽はもちろん

さらにオーナーが在日外国人であろうハイブリッドぶりが

本のページから ひときわ異彩と磁力を放っていた

奈良美智さんのアートのような ロックよりロックな反骨心を感じた


これは現場に行かなければ…!

この前の土曜の昼は たまたま閉まってて涙を飲んだが


Peace Study Notes
うぉっしゃ!! 記念すべき 初アナ・キチ(!?)


Peace Study Notes
朝から歩き通しで腹ペコ…

がっつり チキンジンジャーカレーをセレクト☆


食後のコーヒーテーブルブックには 店に置いてた少数精鋭セレクト蔵書の一冊

リトルモアの『在日一世』をピック!


書棚に 昨年末96歳でお亡くなりになられた

柳宗理さんのビジュアルブック『デザイン』を見つけたと同時に

任天堂のW液晶ゲームウォッチ 『ドンキーコング』他数台が目に入り

思わず涙がぶわっとあふれそうになった…


朝鮮白磁の健康的な美をきっかけに 朝鮮や 沖縄文化などマイノリティーを愛し抜いた

柳宗理さんの父 柳宗悦(やなぎ むねよし)さんの

民芸スピリッツを継承する若き獅子がここにもいたのか…!


しかもゲームウォッチ・ゲームボーイの生みの親

ゲームの神様 横井軍平(よこい ぐんぺい)さんの

ダンディーな優しい笑顔も フラッシュバックしたのだ

彼の哲学 「枯れた技術の水平思考」 こそ

最悪の赤字にもだえ苦しむ 日本経済を地獄から救う 「くもの糸」となるはずと固く信じる


日本に帰化予定のドナルド・キーン氏もそうだが

物事の美の本質は 対象から少しはなれた アウトサイダーな眼力により

彫刻のように くっきり姿をあぶりだされるんだろう


そう 未来へのキーワードは 「クロスオーバー」

混沌からすべては生まれるんだ

60年代にマイルス・デイビスや ハービー・ハンコックがどんどん電化していった

ジャズが ソウルやファンク ロックを丸ごと飲みこんで進化をとげていった


国籍や肌の色はもはや関係ない

遊び心と 多様性をあるがまま受け入れるスーパーフラットな心でグルーヴするだけだ



松岡修造ばりにヒートアップしてしまったのはさておき

とにかく 心から応援したい店がまた一つ増えたのが嬉しい


これは 長いおつきあいになりそうだ♫


Peace Study Notes

みんな 古本ってお好き?


ブックオフなんかの新古書店を利用してる人は多いんやろね

アマゾンマーケットプレイスも 絶版書なんかの

欲しいブツの一本釣りには本当重宝するし


たまには 昔ながらの ザ☆古本屋をサクッとクルーズするのも楽しいで

仕事帰りや 出かけたついでに ちょっとのぞく

みたいな リラックスしたカジュアルな使い方がイマ風かもね

不思議とそんな時ほど 意外な出逢いがあったり

ずっと探してた 掘り出しモノを引く可能性が高かったり


 ・暗くてほこりっぽい

 ・店員のおじさんが怖そう

そんな古本屋のよくあるマイナスイメージをくつがえす店が

ここ大阪に確かにあるねん


天神橋筋商店街にある 「天牛書店(てんぎゅうしょてん)」だ!


創業明治40年の老舗やけど

動きつづける街とともに呼吸し

フレッシュに新陳代謝をくりかえす棚は

まるで粘菌のように 日々 知の曼陀羅を更新させている稀有な古本屋である


Peace Study Notes


建築家 安藤忠雄さんの 若き 萌芽前夜

この店での運命の出合いエピソードは有名だ

たまたま新聞記事でも見つけたのでご紹介したい

スマホを指でなぞるだけでは 決してたどりつけない

伝染力抜群のモチベの種が ヒリヒリする焦燥感や熱気をともない密封された名文である


  「大阪の老舗の古書店、天牛書店で、ル・コルビュジェの作品集と出合ったのもこのころだった。

   が、高くて買えない。ほかの客に買われないように、書店に行くたび本を下に移動させた。

   数カ月後にやっと購入した。眺めているだけでは飽きたらず、図面を書き写した。

   すべての図面を覚えてしまうくらい、何度も何度もコルビュジェの線をなぞった。

   実物を見たい。その思いは日増しに強くなるばかりだった。」



コンクリート打ちっぱなしの ラフで開放的 しかし静謐な空間は

ほどよく焚かれている インセンスの芳香に導かれ

サード・アイがゆっくり開きだすのが 感覚としてわかる


そうだ この感覚は “禅” だ

良寛の書や リチャード・ノイトラの建築 ジェイ・ディーのビート

これらに共通する “禅” を ストリート・レベルで体現している古本屋といえるだろう


かといって とっつきにくさは皆無で

田村隆一や 庄司薫のエッセイなど芳ばしい文庫本が無造作に転がる

店頭の100円均一台や

入ってすぐの300円均一棚にも 探せばVAN石津謙介の料理エッセイ本など

珍しい本がゴロゴロ

硬軟すべて飲みこむ 寛大で大人の余裕を演出する品揃えが

きっと あなたの衝動買いスイッチを 心地良く連射してくれるハズだ


天満~南森町界隈は 周囲にデザイン事務所が多く

買い取りのデザイン・アート・建築関係が手ごろな値段で揃ってるのが魅力


この日も 仕事帰り すべての棚をサーッと流しただけやったけど

オープンマインドなセレクト 計9点 4,610円の収穫!

定価から考えると 恐ろしく安いで…!

一期一会の真剣勝負☆

この値段で めくるめくエキサイティングな衝動買いを楽しめるなんて

ちょっと 他では味わえない遊びとちゃうかな~?


カウンター・カルチャーの匂いがプンプンする棚

「おもしろきこともなき世をおもしろく」 生きていくための たっぷり詰まった小宇宙が

キミとの出逢いを 今日も待ち続けてるかもしれへんで♪


「緒川たまき」さんみたいな 知的な一人女性客が目につくのもポイント

この楽しさを 一人でも多くの 心あるみんなと共有したいッス Enjoy!!


Peace Study Notes

■BOB MARLEY / songs of freedom

■ラングストン・ヒューズ / ジャズの本


Peace Study Notes
■丘の上のパンク 藤原ヒロシ半世紀

■アンディ・ウォーホル / ぼくの哲学


Peace Study Notes
■小林信彦 / 笑学百科

■groovy book review


Peace Study Notes
■濱田庄司 / 無盡蔵(むじんぞう)

■岡崎武志 / 女子の古本屋

■ロバート・キャパ / ちょっとピンぼけ