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Peace Study Notes

一筆書きでつづる素晴らしき世界のスケッチブック



男は分解が大好き。

何かを組み立てるのも楽しいが、

形ある物をバラバラにしていく快感には何とも言えないものがある。

知恵の輪を外すように、一枚一枚身ぐるみはがしていく感じが、

サディスティックで本能を刺激してくれる。


だけど、日常生活上で自由にバラせる機会はそうないので、

家電製品が壊れた時なんかには、

意識的に息子に分解させてあげることにしている。


ドライバー1本与えると、手伝いを求めることなく、

夢中で作業をすすめていく。


組み立てるのも壊すのも、創造と破壊の物語に没入できる、

その過程こそが楽しい。


バラしたパーツも、使えそうなものは工作用に残し、

将来の転用にそなえている。


学習塾なんかでは決して教えてくれはしないが、自由に工夫し遊びながら、

手仕事の楽しさ・大切さを感じとってもらえたらなぁと思う。


息子よ。

いつもパパのアホな提案にのってくれて本当にありがとう。

男の子を持って良かったなぁと心から思える瞬間だ。




Peace Study Notes


今さらながら、職場にCDラジカセを導入した。


少しでも快適な環境で働くため、稟議書を書いて、

会社の経費で買ってもらったのだ。約5千円也。


PCにiTunesを入れて、スピーカーにつなぐことも考えたんだけど、

OSの更新や、ぼくの異動により、

貴重な音楽文化が立ち消えてしまうかもしれない。

そう思い、あえてオールド・スクールなラジカセを選択した。

スタンド・アローン上等である。


職場には積極的な音楽好きはいないため、一人DJ状態なんだけど、

公共空間だけに一人よがりな選曲は許されない。

インストのジャズやボサノバ・ラテンなんかを実験的にかけていたが、

思いのほか「ムーディーすぎる」と不評で、くやしいかな、

現在はいわゆるクラシックに落ち着いている。


だけど、外部から抑圧されるほど、

より前衛的な曲はないものかと抜け道を探したり、

クラシックの良さを再確認したり新たな学びを楽しんでいる。

サティやグールドのバッハが秋を彩ってくれる。

Peace Study Notes


先日 兵庫県立美術館に行ってきた

現館長は 何と 金沢21世紀美術館 初代館長

蓑 豊(みの ゆたか)さんである


昨年オープンした 横尾忠則現代美術館長も兼任されているみたい

ここでも 地元商店や 阪神電鉄とも手を組み

仕掛けまくってまっせ~

 


Peace Study Notes

「フィンランドのくらしとデザイン」


もうすぐ終わっちゃうんで 興味ある方行ってみそ!


はじめての海外旅行がこの国だったくらい

ぼくにとっての心のふるさと


暮らしに根ざした 真のグッドデザインが

コンパクトに凝縮されてました


さすがにムーミンのコーナーは大人気で

ほとんど観れなかったけど


フィンランドの良心

アルヴァ・アールトや カイ・フランクの作品はじっくり観れて

デザインフリークにはたまりませんでしたわ

女の子には マリメッコやね!


特に希望の光を感じたのが

アールトが設立した 「*アルテック」の現在の取り組み


   *Art(芸術)とTechnology(技術)の融合の意味


2007年から椅子などのユーズドのアルテック社製品を収集、展示、販売する

「2nd Cycleプロジェクト」を始動させているみたい


彼らの作品が 単にレトロや懐古主義で終わらず

現在や未来をも感じさせるのは

建築やデザインを通じて 多くの人々の生活を

より豊かにしたいという あたたかい思いやりが根底にあるから

それらは決して古びず 本質的にモダンであり続けるんだろう 



ほっこりあたたかくなり 美術館をあとにする


美術館近い マンション前の広場で

数人のスケボー少年達が

寒空の下 無心にトリックを練習していた


平和やなぁ~ 何か嬉しくなって 頬が緩む


ふいにアールトの 思慮深い笑顔が頭をよぎった


そうだ スケボーの美しいプロポーションの木製デッキこそ

アールトや チャールズ・イームズが洗練・発展させた

プライウッド技術のたまものなんだ…


アールトが結核患者のために

モダンデザインを樺材で形にしたパイミオ・チェア


イームズが戦争負傷者のためにデザインした

プライウッドの添え木


一瞬にして 時空を越えた旅をした気持ちになり胸があつくなった


オーリーの乾いた着地音が 海と山の街に響いた