おはようございます、ぺぺです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本日9月5日は、鉄道ファンの間ではお馴染みの「95号機の日」ということで、今回は国鉄最後の日に初めて見た、あの特別な機関車……EF81 95号機との思い出を語りたいと思います。
1987年3月31日。
日本全国の鉄道ファンにとって、この日は忘れることのできない特別な一日でした。
そう、長年続いた「国鉄」が最後の日を迎え、翌4月1日から「JR」という新しい時代へ変わる日です。
全国の駅では記念列車が走り、テレビでも大きく取り上げられ、まさに日本中が鉄道のお祭り状態。
国鉄最後の日を見届けようと駅には多くの人が集まり、列車が来るたびに大歓声。
「鉄道って、こんなに人の心を動かすものなんやなぁ」
子供ながらにそう感じた記憶があります。
そんな中、ぺぺは3月21日、大阪駅で徹夜して購入した「謝恩フリーきっぷ」を握りしめ、関東へ遠征しておりました。
今みたいにスマホもネット予約もありません。
情報源は雑誌や人から聞いた話。
「どこに何が来るんやろ?」
「ほんまに撮れるんかな?」
そんなドキドキ感も含めて、昔の撮影遠征は冒険そのものでした(笑)。
ただ、幼少期ということもあり、さらに撮影技術もまだまだ未熟。
今のように失敗してもすぐ確認できるデジカメなんてありませんから、フィルムを現像してから
「うわ……ピント甘いやん……」
「なんでシャッター切るの早すぎたんや……」
なんてことも多く、この頃の写真は残念ながらほとんど残っておりません(涙)。
しかし、その中でも今でも鮮明に覚えている光景があります。
それが、新宿駅で見たEF81 95号機とスーパーエクスプレスレインボーでした。
この国鉄最後の日には、東京や上野などから各JR会社へ向けて「旅立ち号」と呼ばれる記念列車が運転されました。
ぺぺのお目当ては、機関車そのものだけではありません。
当時注目を集めていたジョイフルトレインでした。
夕方過ぎの新宿駅へ向かい、
「なのはな」を撮影。
「パノラマエクスプレスアルプス」が確かウヤだったかな?
そして、この時期に登場したばかりの
スーパーエクスプレスレインボー
を見に行きました。
スーパーエクスプレスレインボーは、1987年に登場したJR東日本の豪華ジョイフルトレインです。
国鉄からJRへ変わる時代の象徴ともいえる存在で、従来の団体列車のイメージを大きく変えた車両でした。
外観は赤を基調とした鮮やかなデザイン。
車内には豪華なサロン設備や展望スペースが設けられ、「乗ること自体が楽しみになる列車」として人気を集めました。
当時は各地で個性的なジョイフルトレインが誕生していた時代。
「普通の列車ではなく、特別な時間を楽しむ列車」
そんな夢のような存在でした。
そして、そのレインボー専用機として登場したのが……
EF81 95号機。
正直、それまで雑誌に掲載されていたスーパーエクスプレスレインボーは、イメージイラストでしか見たことがありませんでした。
「こんな派手な列車、本当に走るんかな?」
子供心に半信半疑でした。
ところが新宿駅に現れた瞬間……
「なんやこれは!!」
という衝撃。
まず目に飛び込んできたのは、側面に大きく描かれた
EF81
の文字。
そして鮮やかな塗装のEF81 95号機。
当時の国鉄型機関車とは思えないほどインパクトがあり、
「機関車って、こんなにカッコよくできるんや!」
と思った瞬間でした。
この日はヘッドマークこそ装着されていませんでした。
しかし、それでも存在感は抜群。
新宿駅ホームは撮影する人、人、人。
今でいう「撮り鉄の大混雑」ですが、当時はまだ今ほど撮影マナー問題なども話題になっておらず、とにかくみんな純粋に
「最後の国鉄を見たい!」
「新しい時代の鉄道を見たい!」
という熱気でいっぱいでした。
ぺぺもその人の波の隙間から、必死に姿を目に焼き付けていました。
写真はうまく残せなくても、記憶にはしっかり残る。
鉄道撮影って、時にはそういうものですよね。
その翌年、中野電車区1周年イベントで展示されたEF81 95号機を見た時も、思わずあの日の新宿駅を思い出しました。
あれから何年も経ち、イベント列車の先頭に立つ姿を見るたび、
「そうそう、最初に見た時もこんな迫力やったなぁ」
と、国鉄最後の日の熱気が蘇ります。
EF81 95号機は、単なる機関車ではありません。
国鉄からJRへ変わる激動の時代。
新しい鉄道の未来への期待。
そして、子供だったぺぺが初めて感じた「鉄道のカッコ良さ」。
その全部を背負った特別な存在でした。
今ではスーパーエクスプレスレインボーも引退し、EF81 95号機も第一線から退きました。
でも、あの日の新宿駅で見た輝きは、今でも心の中では現役です。
鉄道車両はいつか走り去ります。
でも、その瞬間に感じた感動だけは、何十年経っても色あせませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


