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ゆうゆうサロン岡山――国鉄末期を彩った「旅するサロン」
1985年、国鉄末期の岡山鉄道管理局に登場したのが、12系客車を改造した欧風ジョイフルトレイン「ゆうゆうサロン岡山」です。幡生車両所で改造され、同年11月から運転を開始しました。
ワインレッドにゴールドのライン、上品な風格が漂っていました。
当時のジョイフルトレインといえば、ただ目的地まで運ぶだけではなく、「列車そのものを楽しむ」という魅力がありました。ゆうゆうサロン岡山もその代表格で、展望室を備えた6両編成の客車として、岡山を拠点に全国各地へ団体臨時列車として出かけていきました。専用機としてEF65 123が用意されたことも、この列車の人気をさらに高めたポイントやったと思います。
1993年には延命工事が行われ、塗装は白を基調としたカラフルなデザインへ変更され、「ユウユウサロン岡山」と表記されるようになりました。登場時の落ち着いた雰囲気から一転して、いかにもジョイフルトレインらしい華やかな姿になったわけです。
まぁ個人的には初代の気品あふれる塗装が良かったですが…。
そして、この列車の魅力は何といっても牽引する機関車によって表情が変わることでしょう。EF65 123はもちろん、EF58 150のような名機が牽引する姿も記録されており、普段なかなか見られない組み合わせに、当時の鉄道ファンが熱くなったのも納得です。実際、EF58 150との組み合わせは最後の上京運転となったこともあり、貴重な記録として残っています。
その後も山陰本線や東海道本線などを走り、多くのファンの人気を集めてきましたが、
2011年3月の「ゆうゆうサロン岡山ファイナルラン」をもって運用を終了し、その後廃車となりました。
今となっては、こうした「乗ること自体が目的になる客車」は本当に貴重な存在です。
専用機関車、展望車、個性的な塗装、そして全国各地へ向かう団体列車――写真を眺めているだけでも、昭和から平成へ移り変わっていく鉄道の空気が伝わってきます。いやぁ、こんな列車が普通に走っとった時代、今思えばめちゃくちゃ贅沢やったんですわ(笑)。









