またもや、失言してしまった議員さん登場!

 

日本維新の石井章参院議員。

 

同党の参院選栃木区に立候補する女性候補の応援で、他の候補も6人中5人女性であることもあってか、彼女がもっとも若いこと、そして顔がいいということからか、それを応援演説につかってしまったという結末です。

 

結局、本人は弁明しているけれど、発言してしまう心がいかんでしょ!?

 

女性を常に若ければよいとおもっていることそのものが女性を馬鹿にしていることであり、

 

さらに、他との比較がよろしくない!

 

「彼女は美人だし、若いから、これからの人だ!」

 

ぐらいにしておけば、さほどの問題にはなっていないはず!

 

なぜか政治家や官僚の皆さんにはこういった時代遅れの発言をしてしまう人は少なくないのよね。

 

ビジネスの世界でもいないことはないけれど、法制化されたパワハラスメント防止やセクハラ防止の観点から研修受講している人も多く、政治家や官僚よりはまし、といったところでしょうね。

 

しかしながら、若いから、美人だから、イケメンだから選ぶということ、それをルッキズムと呼び、外見至上主義と翻訳できます。

 

数年前、母校でパーソナルデザインの講義をしたところ、それはルッキズムではないかと学生から質問を受けたことがあります。

 

見た目だけで決めてしまうことは、もちろんよくないことですが、私たちは人間である前に動物。

子孫繁栄のためのパートナー選びはほぼ外見だし、相手が自分より強いかどうかを見分けるときも外見は大いなる判断基準。

 

外見が強そうな警官の言うことは聞いてしまう人も多いはず。

 

これは暗黙の了解として私たち人間は相手を判断する要因のひとつにはなっている事実。

 

しかし、これを至上主義としてしまってはいけない! ということですね。

 

 

「ルッキズムは反対!」

 

「だから、私は汚い格好で勝負する!」

 

「中身を見てくれる人がいつか現れてくれるはず!」

 

あらあら、これは違うわよね。

 

わざわざ損をすることはないわよね。

 

究極、努力しても変えられない部分を差別してはいけない!

 

でも、努力しても変えられない顔や体型は、一つの個性だと思えばこそ、一長一短。

 

逆にそれを利用する。

 

長年仕事してきて、自分の外見は上手く活用する。

そんなことだと思うんですけどね。



マスクしてるから、顔はさほど影響しない時代かも。