私は、岐阜県の大垣市生まれ、
そして、大垣市と岐阜市で育ち、
18歳から30数年、東京で生きてきた。
子どもの頃は、父が酒好きだったため、よくうなぎ屋に連れて行かれて父の酒に付き合った。
もちろん、酒を付き合ったわけではない。😅
お茶を飲みながら、
父が勧めるままに肝焼きや白焼きをいただいた。
大学に進学し、東京でうなぎをいただく機会はなかったが、ノエビア銀座支店に入社してからは毎晩接待に連れ回された。
父譲りの肝臓の強さが買われたのである。
たまたま銀座支店横にうなぎ屋があった。
上司に何度か連れて行かれたが、肝焼き以外はあまり旨いとは思わなかった。
起業してからは、ひとり日本全国を行脚した。
静岡、四国、九州、大阪、、、
仕事が終わり、ひとりでうなぎ屋に飛び込み、日本酒とともにうなぎを楽しんだこと数えきれない。
私にとってのうなぎはやはり西のうなぎだ。
おおよそ浜松を境に、うなぎを蒸してから焼くのが東側、いきなり炭火で焼くのか西側である。
東のうなぎはふっくらしてやわさかいのがウリ、
西側のうなぎは香ばしく肉厚でカリッとした感じがウリ。
私にとって美味いうなぎとは、まさに育った岐阜県で食べた西側のうなぎなのである。
腹開きか背開きかの違いもあるが、
それぞれの好みがわかれるところが食の面白さである。
こちら、東側の蒸してから焼くバージョン
こちら、西側のいきなり焼きのバージョン