「女に学問はいらん!!!」

 

一昨年に他界した父親がいつも私に怒鳴っていたセリフです。

 

言われれば言われるほど、反骨心が芽生え、絶対に学問を追求してやるぞ、という思いは、博士号を取るまでに私を駆り立てました。

 

そんな時代に生きてきた私ですが、最近の日本の現状は、というと昔よりは良くなったけれど・・・・・・という程度のような気がします。

 

「男は仕事、女性は家庭」という性別役割分担意識はまだまだ他国と比べると遅れており、平等指数を表すジェンダーギャップ指数は、先進国では最低レベルの100~120位で推移しています。

 

特に、政治や経済分野でかなり遅れているという実態です。

 

東京で仕事をスタートし、男女平等をうたうノエビアという化粧品会社で32歳で取締役に就任し、38歳で起業して経営者を続けている私ですが、

 

企業トップのコンサルティングをするにおいて、ほとんどが男性であることに憤りを感じてきた20数年となりました。

 

政治の世界にも女性は少なく、こんなでは日本はどんどん住みにくい社会になっていくという思いから、昨年、故郷大垣市で市長選に出るに至りました。

 

岐阜県初の女性市長をここ大垣から! をうたい文句にがんばりましたが、惜しくも次点。

 

実際に、岐阜県におけるジェンダーギャップ指数に目をやれば、県の管理職など行政において、また学校現場や教育員会事務局でも女性管理職の登用は進んでいるようです。

 

しかし、一方では、企業の社長や管理職に女性が少なく、フルタイムで働く女性も少なく、共働き家庭での家事・育児時間は女性がかなり多いようです。製造業が多いことも要因のようですが。。。

 

そして、政治家もかなり少ないのです。

 

愛知県や三重県と比較し、女性議員は少なく、私の住む大垣市では市議会議員22名中、女性はたった3人です。

 

だから、生理用品を公立の小中学校のトイレに個室におくという審議にも反対多数で否決されたり、公立の保育園で汚れたおむつを保護者に持ち帰らせるなど、他自治体では当たり前に可決されるものを否決されるなど、ここからも女性が住みにくい街の実態があるようです。

 

とにもかくにも、まずは政治の世界に女性が少なすぎる。

 

女性政治家が増えなければ、日本社会は変わらない。

 

絶対に増やしますわよ!!!

 

これこそが、私のこれからの人生のミッションでございます。

 

※2012年岐阜高校卒業生同窓会女子会より