2005年の自民党総裁選、

初めて政治家のパーソナルデザインを担当しました。

 

2週間の間、街頭演説の衣装選び、ヘアスタイリング、テレビ討論会におけるヘアメイクなどなど、ご自宅に6時に伺い、ほぼべたつきです。

 

其の後、首相のヘアスタイルの提案、地方議員へのコンサルタントなどなど、多くの経験の中ででた結論は、

 

皆さん、見た目は気にしているけれど、根本的な印象管理についてはおおむね軽んじているということです。

 

その場その場、ある意味、場当たり的にヘアをセットしたり、気になる吹き出物を隠したり、ネクタイを選んでみたりはしますが、根本的に自分が有権者からどう見られているか。

 

例えば、

 

悪そう、

 

まじめで融通が利かなさそう、

 

女にだらしなさそう、

 

パワハラしそう、

 

優しそうだけど優柔不断かも、

 

決断力がありそう、

 

そんな風に外見から内面を想像している有権者がほとんどであることを分かったうえで、裏腹である強みと弱み、の「強み」をどうやって生かすのかまで考えていないため、根本的に髪型を変えたり、服装を大きく変化させたり、話し方を演出家の指導の下でトレーニングなどしない人がほとんどです。

 

これは政治家に限らず、日本の財界トップも同じかもしれませんね。

 

ここが欧米のリーダーとの大きな違いです。

 

今、注目されている菅首相の話し方もその一例です。

私から見れば、首相就任と同時に髪型も大きく変えればよかったのに・・・・・・。

 

そういった変化が、有権者に、いや国民に伝えるという意識の表れとなり、『覚悟』を纏うことになると思います。

 

地方選挙でも同じこと。

 

メディア時代だからこそ、『見せる』政治家がもっともっと表れてほしいと思います。

※岐阜県知事候補の笑顔が素敵な江崎よしひでさんと応援者(鬼滅の刃!?)in 瑞穂市