安倍政権の支持率が落ちている。

全てが後手後手のコロナ対策の結果であるのは明らかですが、筆者の専門的視点からみるならば、中身のないイメージ戦略は逆にマイナス効果を生むということです。

第一次安倍内閣の終盤からイメージ戦略を取り入れようとした安倍さんのブレーンたち。

その数年後、第二次安倍内閣を発足させ、アベノミクスをコンセプトにあたかも成功に導いてきたかのように見えました。


アベノミクスのイメージに合わせて、髪型を変え、ファッションを変え、欧米風の身振り手振りのあるプロンプター活用スピーチも学び、歩き方を堂々と見せること。


私も多くのクライアントに提供するサービスです。


しかし、そこには確固たる中身が必要です。本来の性格、考え方、今訴求したいこと、伝えるべきことは何か、環境が何を求めているのか。


全て筋立てをして、明確に目的を果たすための中身あるイメージ戦略が必要なのです。


真がないのに上面なイメージを作ろうとすればするほど、いくつかの矛盾が生じるわけで、その辻褄を合わせようとすればするほど、さらに矛盾が生じる。ついには化けの皮が剥がれるのです。

嘘の上塗りによって最終的に破綻が来ることは、私たちが子供の頃から絵本や漫画、道徳の授業でも学んだこと。つまり、人としての基本です。

そして、今、環境が大きく変わり、非常時の中でひたすら中身のないイメージ戦略を繰り返す安倍さんのブレーンたち。


中身のない張りぼてにいくら飾り付けをしても、地震が来れば、張りぼてが崩れてしまい、中身スカスカがバレバレになる。


まさに、安倍さんの、いや、他大臣も、さらには自民党のイメージ戦略は、中身のない外見だけを取り繕うものでしかなかったことが、この有事に表面化してしまったと言えます。


大変つらいコロナとの戦いですが、非常時だからこそ見えるものがある。

これを機に、真を見抜く目と心を磨きたいと切に思います。



万物全て中身が伴ってこそ、見た目が美しいのです。