参院選以上に注目されているのではないかと感じさせる吉本興業の一件。
昨日の社長会見は、あらゆる会見における反面教師としての役割を見事に果たしたと言っても過言ではないでしょう。
まずは、かなりの数の社員(仮にこう呼びます〕が、社会的な問題を起こした場合、企業はなんらかの動きをとる必要があります。もちろん、大っぴらにしたくない気持ちはあるでしょうから、組織内でうやむやにできれば、上手いことそうする企業も少なくありません。
ただし、いつかは晒されることになるのが、昨今の通例。
ましてや、芸能人という世間から隠すわけにはいかない社員たちですから、握りつぶすなんて無理な話。
となれば、まずは企業として記者会見をするべきなのです。
今回のドタバタ社長会見を見ると、ちゃんと法務部があるようですが、その責任者から要請はしなかったのでしょうか。
したとしても、それを受け入れない企業トップ。
残念ながら、今の日本では、そんな経営者も少なくありません。
兎にも角にも、問題が起きたら、なる早で記者会見をするべきなのです。
もちろん、準備なしでするわけにはいかないからこそ、平常時からあらゆる問題を想定して、リスク管理をしておく事。
つまり、記者会見の仮説準備をしておく事です。
経営者としての必要不可欠な役割です。
しかし、芸人たちの訴えからも垣間見えるのは、この会社のトップはかなり時代から遅れている感覚で、これまで経営者の役割を担ってこれた?
いや、経営者が云々でなく、組織としての改革がまずは必要なんでしょうね。