ノーベル文学賞に輝いた長崎生まれ、英国育ちのイシグロさん。
着飾らない、だけどとても存在感のある素敵な姿がテレビで放映されています。
ブッカー賞受賞の時とは、まったく違った雰囲気を醸し出し、
60代とは思えない若々しさも感じます。
この方を見ていると、人というのは環境によって、
顔つきが変わるということを再確認させられます。
5歳までは普通に日本の子供の顔だったんでしょうが、
英語を話し、
西洋人とのコミュニケーションにおける表情をつくり、
ヨーロッパのいろいろなものをみて育ってきた中でつくられてきた顔つき。
瞳の色までなんとなく違って見えるのは気のせいかと思いますが。
そして、1980年の頃の大きな眼鏡をかけた彼のいでたちと
現在のいでたちを比較すると、
年齢を経た今の方が素敵であること。
これも、また学ぶところが多いですね。
ファッションも着飾っていないけれど、素敵に見える。
人というのは、環境や、自分の意識、人とのコミュニケーションでどんどん変わる。
「もうこの年だしね・・・」
という見た目を捨てた60歳以上の日本人紳士の皆様にも
ぜひ見習っていただきたいものでございます。