たまに、すれ違う人からナフタリンの香りを感じることがある。


タンスのなかの虫除け用のナフタリン。


大切にしまっておいた衣服を出したばかりかしら、と思う。


と、同時に懐かしく感じる。


なぜか?


実家の母が今でもナフタリンを使用しているから。


実家に帰り、パジャマなどかりるのだが、タンスから出してきたのか、強烈なナフタリンの香りがするときがある。


その度に、そろそろ香りのある虫除け剤はやめた方がいいんじゃないかと提案する私。


しかし、一向にやめる気配はない。


私からすると、香りのあるナフタリンは昭和の香り。


なんとも、古臭い、老人を想像する香りだ。


それを母に言うと、聞いて聞かぬふり。


一度だけ、私に言ったセリフ。


匂いのないナフタリンは効いてる気がしないのよね。


なるほど。


昭和の人だ。


新幹線でこの匂いを嗅ぐと、なんとも辛くはなるのだが、


たまに、懐かしくも感じてしまうのは、


やはり、私も昭和の人なのかもしれない。


しかし、


イメージコンサルティングとして言うならは、


匂わない虫除け剤を使うべし。


まあ、


平成の方には、言う必要めないのでしょうが、、、


老婆心ながらの、アドバイスでございます。