うわさ話の行方

電車の中で、高校生たちのうわさ話を耳に挟むことに。


たまたま、車両の週刊紙の中刷りにある雅子様の金銭感覚についての話題だった。


ひとりが、


『雅子様の金銭感覚、ひどいらしいね。』


と切り出した。


みな、同意して話が弾むのかと思いきや、


『えー、ただ週刊紙が書いてるだけじゃない？！ かわいそうだよ。』


すると、切り出した子は、一瞬さらに切り替えそうとしたようだが、途中でやめたのか、


『ああいうふうに監視された生活ってやだよね。』


と、風評的な話題から、素直な一般的な感想に話しは変わって言った。


切り出した彼女に対して、そうだそうだとばかりに盛り上がれば、さらにあることないこと尾びれがついて噂が炎上じ、それが誠しやかに伝言されていくんだろうな～。


2人目の彼女のように、冷静で客観的な切り替えしによって、無用でなんの意味もなさないうわさ話は広がらずにすむはずである。


そんな立派な高校生の一言を聞きながら、


まだまだ、この日本も捨てたものじゃーないと、嬉しい気持ちになったのでごぜえます。

（＾＿＾）☆

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