ひょんなキッカケで登ることになった富士山!
岐阜出身の私にとって山は身近なものだし、前職の会社も登山が社技!
2泊3日の白馬登山もしたくらいだから、わりと気軽に実行することになった!
ただ心配だったのは、3月に肺炎を患ってから気管支の調子がよくない!
だけど、高山病だけかからなければ、登りきれる自信はあった。
てなことで、
8月11日16時50分の新宿発のバスに乗り富士山五合目に向かった。
到着19時15分。
まずは、本日のお宿にチェックイン!
男女は別々の部屋だけど、ほぼ雑魚寝状態!
6人部屋だけど、幸い2名だけ! 悠々と眠れる。
宿の食堂でチケットで夕食! 500円の鶏もつ煮が最高に美味しい!
持参の玄米おにぎりと、ビールで乾杯!
いい気分で、21時30分には床に着く!
起床2時、歯を磨き、顔を洗い、化粧はなし!
宿が用意してくれたおにぎり3個とから揚げ1個、
魚のソーセージとsoyjyo1個!
低血圧の私は食欲なし!
しかし、腹が減っては戦ができぬ!
無理やり1個半とから揚げ一かじり食べておいた。
なにやかんやと時間をくい、出発は3時であった。
雷雨の予報ではあったが、幸い出発時点で雨は降ってはいなかった。
真っ暗な山道を、ヘッドライトで歩く。
六合目までは楽なものらしいが、体調のすぐれない私にとって楽ではない。
七合目まで登る途中、日の出の時間を迎える。
残念ながら御来光は見えなかったが、
雲の隙間の朝焼けはなんとも美しかった!
そして、七合目から八合目まで延々と続く岩場!
ここら辺から調子づく私は、
登山の面白さを感じながら、前の人を抜かしつつ登る。
まだ高山病はなさそうだ。
この富士山登山でまいったことが、延々と続く八合目なのであ~る。
いったいぜんたい、どれだけ八合目があるの~?
フェイントかけて遊ばれているようだわん。
八合目から八合目半、さらに八合目から九合目、なんと苦しいことか。
高山病にはなっていないものの息苦しい。
歩いていると暑くて汗ビッショリだし、休むと寒くなるし・・・・・・。
そして、八合目半から九合目にかけての砂地では足が前に進まない。
「ヒュ~~~、ヒュ~~~」と何度も息を吐く私。
さらに九合目から十合目までの長いこと、長いこと!
しかも、霧がかかって上が見えない!
とにかく頂上を目指す気持ちを捨て、一歩一歩前に足を運ぶことだけ考えた!
十合目にたどり着くあたりから霧が晴れ始めた。
上の方にかすかに見える鳥居。
あの鳥居の先が頂上だ。
嬉しい気持ちと足を運ぶ苦しさが相まって、なんともいえない感覚!
鳥居をくぐり、あと一歩!
そして、ついに8月12日9時40分、富士山登頂成功でした!
到着するや否や、記念碑に座り込む私。
他の人たちの記念写真の邪魔になっているにも関わらず、
登頂成功した仲間同士、
一緒に映らせてもらったり、なんとも最高の登頂でした。
しかも、頂上でカラッと晴れて、太陽燦々!
やっぱりビールで乾杯でしょ!!
この半世紀記念富士登頂で、
人生苦しい時も一歩一歩前に進む大切さを再確認したのでございます~
そして、10時下山開始、五合目到着13時30分!
下山中、一歩一歩踏みしめて歩く見知らぬ一人のおじ様を発見し、
彼の後にピタッとくっついて歩いてみた。
登りより気分的に楽なだけに、ヘタすると単調でつまらない下山道。
思わず急ぎたい気持ちになり、調子づいて走りたくなる。
ここも人生と同じ。
調子の良い時こそ、
一歩一歩踏みしめる重要性も再確認させられたのでございます。
わかりきったことだけど、
生誕半世紀にして
この当たり前のことを身体で感じられた貴重な体験でございました~