岐阜出身の私ですが、
名古屋の深くて広い食文化はほとんど理解していないといっても過言ではありません。
毎回、たずねるたびに驚かされることがたくさんあるわけですが、
1年半前に東京から名古屋に転勤していったお兄ちゃんと会うことになり、
大須の『矢場とん』で待ち合わせ！
味噌カツでもたべさせてくれるのかと思いきや、
そこからほどなく歩いたところに、『大江戸』という居酒屋が・・・・・・。
名古屋なのに、大江戸！？
8人ぐらいしいか座れないカウンターと4人席がふたつだけの小さいお店。
カウンターには大皿料理が並んでいて、
メニューを見ると、マツタケ土瓶蒸しや甘エビの押しずしがあるかと思えば、
海老クリームコロッケやビーフシチューまで・・・・・・・
いったいぜんたいどんな店なの！？
お兄ちゃんが、
「ワインにしよう」 というので、従順な私はいうがまま。
この店だったら、普通ビールか日本酒でしょ！？ などとも思いましたが、
特に酒の種類にはこだわらないので、まずは白ワインを！
ここの串カツがまた最高！ 大阪と同じ二度づけ禁止のソースが目の前に！
ビーフの薄い串カツはこれまた最高！
ポテトサラダもコショウが効いていて、ワインに合うし、
海老クリームコロッケも海老のみその部分を使った味わいのあるソース！
もしかして、ここは洋食やさん！？ と思うようなお味です。
すると、いきなりお兄ちゃんが、
「フランスパン、切ってくれる？」
だって！
なんでもある店だ！！！
不思議なお店で、気分良く飲んだ私たちですが、
お兄ちゃんが、もっと名古屋の食文化の深さを見せてやるとばかりに、
仕上げに連れて行ってくれたのが、台湾ラーメンやさん。
『大江戸』から歩いてすぐのところに、まるでここは中国か？ と思わせるお店が・・・・・・。
お兄ちゃんが言うには、
ここの台湾ラーメンこそ、名古屋人の飲んだ後の仕上げのラーメンだそうな。
とりあえず、ハーフで頼んでみたけれど、かなり辛い！
お兄ちゃんは、半分も残してたけど、
私はスープまで飲んじゃった！！！
毛穴から汗が噴き出して、食べた後のお肌ツルツル感は想定外のご褒美！
「名古屋はまだまだこんなもんじゃ～～～ないよ！」
というお兄ちゃん。
またおいでというお兄ちゃんの御言葉に甘えて、
きっと近いうちに名古屋の食文化を堪能しに行くんだろうな～と思いつつ、
今宵は早めにお兄ちゃんとバイバイして、帰路についたのでした！