某大手建設会社でビジネスマナーとしてのクールビズ着こなしに関するセミナーを実施しました。



社員の方含め、下請け会社の社長や社員の方々対象でしたので、

業界的には、今一歩遅れた方々ばかりかと思いきや、


意外とバシッと着こなした30代、40代の男性も見受けられ、


すこし胸をなでおろした研修でした。



しかしながら、まさにすぐにでも注意したい男性がひとり。


私が赤坂近辺を歩いていると、

1日にひとりは見つけてしまうダークスーツに黒い革靴に白いコットン靴下といういでたち。


まさにそれそのままの服装の60代だろう男性がひとり、私の目の前にお座りになられていました!



まさに、飛んで火に居る夏の虫とはこのことでしょう!


あまりセミナーの前半でそれを指摘してしまうと雰囲気が重くなると思い、最後の最後まで「お宝」としてとっておきました。



そして、最後に指摘して差し上げると、


会社でもスーツには黒かグレイの靴下を履くように言われているとの事。


しかしながら、彼はなぜそうでないといけないのか納得できないがために、わざと白いコットン靴下を履いているとおっしゃいます。


通常、私がそれを説明する場合、


ダークスーツ&黒革靴というのはフォーマルなスタイルであって、そこにカジュアルである白いコットン靴下はマナーに反すると説明します。


また、黒いパンツと黒い靴の間に白が挟まることで、足が途中で分断されて短くみえるだけでなく、あまり美しいとは言えません。


でも、これって、観る人の感性の問題。


そのほうがメリハリがあっていいじゃない!という人には無意味な説明といえます。



私たち女性が、黒いドレスに黒いストッキングを合せるフォーマルスタイルと同じ理屈ですが、

ダークスーツは会社における制服であって、フォーマルではないといわれてしまうと本も子もありません。


さあ、彼をほんとうに納得させられる理由はなんのか考えてしまいました。



スタジオに来られるおしゃれなお客様にそんな話をしてみると、


「う~~~ん、信号を赤でわたっちゃ~いけないというルールみたいなもんなんだけどな~」


着物にはダークな色味のものでも白い足袋を合せます。

それを考えると白でもいいんではないのと考えている日本の男性も多いはず。



その証拠に、赤坂サカスのスタジオの隣は結婚式場の待ち合い室になっているのですが、

ときおり礼服に白いコットン靴下を合せている人を見かけます。


そうなってしまってから注意をしても遅すぎる為、さすがの私も声はかけませんが・・・。



洋服そのものが欧米文化であり、和服とは違うわけだし、

やはりその文化のルールにのっとった方が、多くの人がみてステキに見えるわけなんですよね。



でも、反抗して白いコットン靴下を履き続ける彼を心底説得できる理由が見つからない叫び



誰かいい理由、教えて~~~~あせる