NHKのニュース番組で




「表情からよむ外交」とかいうタイトルで大越健介さんが


切り込んでいた。






日中首脳会議の菅さんと胡錦濤さんの握手時の胡錦濤さんの表情から


緊張感のある表情を故意につくることで戦略的互恵関係への方向性は保ったような・・・云々と


語っていました。






一方、メドヴェージェフさんと菅さんとの会談では、


メドヴェージェフさんはリラックスした表情で余裕がある印象だったと・・・。






なるほど・・・。






でも、私が気になったのは、菅さんの握手のときの目線である。




それは、グローバルなマナーからみて、ちょっと違うんじゃ~ない~ということ。






というのは、胡錦濤さんとの握手の時、


とくに顕著だったのだが、




ほとんど胡錦濤さんの顔を観ていない。




というより、目も見ていないという印象だった。






顔に緊張感があるのは、当然でにこやかにする必要はないが、




しっかりと目と目を合わせた上で、




緊張感のある関係を相手に伝え、相手への強い主張を目で訴えるべきだと感じた。






握手というのは、目と目を合わすための作法である。




目と目を合わすことで、無意識にある志や感情を伝えあうツールだ。






目をそらしてしまっては、もともこもない。






握手と同時にすぐに、カメラの方を観てしまった菅さんに対して、


胡錦濤さんも後を追って同じようにカメラのほうを観た・・・という印象だった。






よく日本人が欧米人と握手をするときにお辞儀をしてしまって、


相手の顔・・・つまり、目を見ないという悪い例があるが、




握手は相手の目をみてするものだということを、




グロ-バルスタンダードマナーとして知っておいてほしいと思うので~す。