僕のドラムレッスンでは、MIDIデータで課題曲を再現して、ドラムを抜いたトラックと合奏してもらうなどしています。その際、叩けるテンポに変えるなどしています。
実はこれには条件があって、「MIDIデータがあるかないか」で用意できるかどうかが変わります。
MIDIデータをiPadのCubasisで各トラックをパラで展開して、レッスン時にMIXしながらクリックと合わせて再生しています。
データがないとできないので、レッスン時には「この曲、次どうですか」と提案するような形式にしています。
ただ、早くも著しく上達していただいている生徒さまがいて、「次は●●が叩きたいです」という形で生徒さまからリクエストをいただきました。
これは滅茶苦茶嬉しいことなので、リクエストに全力で応えるため、MIDIデータを市販のものも含めて探したのですが、ないのです。とあるバンドの新しい曲でした。
自分で耳コピして打ち込むか、、という考えもよぎりましたが、いろいろ調べていた中ですごいアプリと出会いました。
救世主 moises
やばい。神アプリです。世界中の全音楽講師はこれ使ってレッスンしましょう笑。
最初はフリーで試せます。
課題曲のデータを放り込んで、「AI処理」されるのを待ってみてください。
待つこと1分くらいだったと思います。
なんと、トラックがオーディオのまま分離されています。
削れます。ドラムパートだけ。しかもバスドラだけとかではなく、ドラム全部です。
歌も削れます。ベースも削れます。上物も、、、もちろん削れます。
楽曲に完璧なタイミングでシンクロしているクリックも追加することができます。
(フル尺でクリック使いたい場合は課金です。僕は即課金しました笑)
テンポも変えることができます。そして、キーまで変えることができます。
これはギターレッスンでも使えますって。
iPadは譜面見せる用にして、もう音源部分は全部これでいいかもしれない。
繰り返します。「神アプリ」です。「神アプリ」です。
大事なことなのでもう一度繰り返します。「神アプリ」です。
僕、このあとProtools(DTM)の体験レッスンをさせていただくのですが、
Protoolsで必死こいてやるような作業が、AIがポーンと終わらせてしまう時代なんですね。
いや、カラオケのデータ作る仕事とか、それはもう昔からあるんですが、オケ職人のみなさん失業するんじゃないですかね。。。。
(ちなみに、僕は前にいた会社で某CPの最後の着メロ職人の人と話をしたことがあります。それでも20年、着メロで食ってたんですから、やっぱ深い世界ですよね。。。←元々そういう仕事もしていました、はい。)
Moisesやばいわ。このアプリやばい。おじさん、脱帽です。やばい。
強いていえば、強いていえばですよ。クリックの音を8分ウラとかで出せるようになると完璧なんですけどね。
種明かししているので、他のドラムの先生も、もちろん同じことができますよ。
(そもそも僕が知るのが遅かったのかもしれないですが・・・)
こういう良いものはどんどんシェアして、ドラムレッスン界隈がもっとワクワクする世界になればいいなと思い、発見してすぐ記した次第です。
あとはほら、本物のオケに合わせて生徒さまが叩けるようになるかどうかは、それは指導の腕の見せ所ですから。
どんな課題曲でもリクエストお受けします。
プライベートドラムレッスン東京で是非、楽しくレッスンしましょう。