城や国が傾くほど絶世の美女のことを“傾城傾国の美女”という(中国では実際にそれで国が倒れていたりするから侮れない)。そんな名前が付いたゲーム「」とは,いったいどんなゲームなんだ? と疑問に思う向きは少なくないだろう。 ざっくりというと,傾国傾城は,ファンタジー系のMMORPGである。美しさを競うということがメインコンセプトになっているのだが,ゲーム内容とどれくらい関係があるかというと,やや微妙なところ。 本作のキーとなるのは「美女システム」である。これは女性プレイヤーのみが参加できるシステムで,プレイヤー自身の写真をサイトにアップし,プレイヤー間の投票(1か月ごとに行われる)によってサーバー最高の美女が決定されるというもの。見事栄冠を勝ち得た女性プレイヤーには,特殊な能力が付与されるなど,いろいろな特典が贈られる模様だ。 リアル美人がたくさん集まるとなると,放っておいても男性プレイヤーは集まるだろうし,もしかして,なかなか凄いビジネスモデルではないかという気もしないではない。そのほか,イメージイラストがちょっとお色気系に振ってあるなど,ゲーム内でも全体的に“そういった傾向”はあるとのこと。 とはいえ,中国ではこの手の表現の規制は厳しいのではないかと聞いてみたところ,やはりかなり厳しいらしい。ゲームではせいぜい身体の線が出るくらいで,ヤバいところは見せていないらしく,なんとかでも掲載できるレベルで収まっているようだ。ちなみに,年齢制限はあるのかと聞いてみたところ,そこまで際どいものではないので,全年齢で大丈夫だという,嬉しいような寂しいような答えが返ってきた。 本作には独自開発のゲームエンジンが使われており,キャラクターは3D,視界は「2.8D」の表現だという。2.8Dとは聞き慣れない言葉なので確認してみると,「2.5Dよりは上」との意らしく,ほぼ3Dで視点も操作できるのだが,視点の上下移動に制限があるとのこと。いや,上方面には自由に動くのだが,下方面には動かないという仕様だ。それだと下から覗き込め(略)……ということで,ゲームのコンセプトからすると,ちょっと如何なものかと思える制限がつけられている。それはともかく,キャラクターをアップで見られないというのは,やや寂しい。 ゲームの特徴としては,レベル40になると二つめの職業を取得できるという,ダブルクラスシステムの採用が挙げられる。これは切り換えて使用するタイプのものとなる。現状で用意されているクラスは,Melee系の「戦士」,魔法使いの「法師」,回復系の「祭司」,盗賊系の「游侠」の4種類なので,二人もいれば全クラス分制覇できることになるのだが,将来的にクラス数は10個になる予定とのこと。これで2種を選択できるなら,かなりのバリエーションになる。キャラクターの成長要素が増えると,ダレやすい中盤の展開にも変化がついていいかもしれない。 さて,売りである美女システムは,おそらく日本では無理だろうなあというシステムなのだが,中国では通用するので,DQ10 RMT,まあ問題はないのだろう,rmt。 そのほか,全体的に基本コンセプトは明快なのだが,ゲーム画面そのものを見ると,そっち方面の思い切りが足りないような感は否めない。「シャイヤ」は中国でもサービスしていたので,表現的にあれくらいまではOKということだろうし,個人的にはもう一踏ん張りしてもいいような気がするのだが。 ちなみに同社が現在開発中の,今回はポスターだけが展示されていた「凡人 修仙伝」という作品がある。こちらは開発がまだまだ進んでいないということで話を聞けなかったのだが,イメージイラストは日本受けしそうな感じだったので,絵だけ掲載しておこう。来年に期待か?
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