子供の嘘の問題点 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

「発達障害とパーソナル障害」シリーズの延長の話になるんですけど、子供の嘘について一緒に考えてみたいなと思います。

 

これも、もちろん、子供の個性、成長、状況で全然違うので

一概に話せる話じゃないんですけど…

 

 

「発達障害とパーソナル障害」シリーズの延長の話として

 

例えば、シリーズに登場する「彼女」のような子を

一生懸命育てているとして

 

前々回に私が書いたような

「決まり文句」の子育てを行うとどうでしょうか

 

「遊んだら片付けなさい!」

「宿題をしてから遊びに行きなさい!」

「人が話してる時は、静かにじっとしてなさい!」

 

などなど、

きっと「彼女」のようなお子さんには難しい事が多かったでしょうでしょう。

 

そうすると、次の決まり文句

「なんで出来ないの!」

「なんでやらないの!」

が飛び出します。

 

きっと、まだ小さいうちは、

「ごめんなさい」と素直に謝った時期もあったかもしれません。

でも、

「ごめんない」⇨「もう良いよドキドキ」となる事は少なかったのではないだろうか。(世代的にも)

 

「ごめんなさい」の次は、また次の決まり文句

「ごめんで済めば警察はいらないんだ」←懐かしい(笑)

「何がごめんなさいなの?わかってるの?」

などが続いた可能性は大いにある。

 

なぜならば、

「彼女」のようなお子様は

言った先からやってしまったり、

もう何百回も言ってるのに!的な事が多いので、

ついつい親も 追求したくなるってもんでしょう。

 

しかし、賢い「彼女」は

「ごめんで終わらないのなら、謝らなくて良い方法を考えよう」

という方向に進んだりする。

 

「妹がやった」

「宿題はなかった」

「お腹が痛かった」などなど。

 

こうなると、親はちょっと困ったりする

 

嘘っぽい…真顔

限りなく嘘っぽい…真顔

しかし、いきなり嘘と決めつけて良いものだろうか…汗

 

そこで、

「じゃあ、妹に確かめる!」

「先生に電話する!」

「本当に痛いなら、苦いお薬飲みなさい!」

 

と、なってくる。

 

まあ、最初はそのあたりで降参するかもしれなけど、

賢い「彼女」は、賢さを「絶対にバレないようにつける嘘」

を制作することに費やす事になる。

 

そして、

迫真の演技、

もっともらしい話、

相手側に聞かれても

「言ったには言いましたけど…そういう意味では…」

となるレベルまで、裏付けをしておく

などなど、どんどん巧妙になっていったりする。

 

 

悪循環すぎる…汗汗

 

 

このループ、早めに抜け出さないとねあせる

 

そこで、この話をさかのぼって考えてみると、

ざっと4つは問題点が見えてきます。

 

 

まず、1つ目

① 決まり文句がその子にとって適切かどうかを考える

 

「遊んだら片付ける」とか、「挨拶はきちんとできるように」

など、当然よねって思える、世間の子育て常識ってありますね。

 

この決まり文句、どうしてそうしなければいけないのか、

まず、明確な理由を持ってください。

 

そして、毎回ではなくて良いので、

しっかりとその理由を伝える事が大切です。

 

「散らかってると埃が溜まって病気になったり、

おもちゃを踏んで怪我をするかもしれない。

ママ(パパ)は、あなたにそんな思いをしてほしくない。

だから、お片付け出来るように頑張ろう」

 

「散らかしてると、おもちゃを踏んで壊したり、

大切なおもちゃをなくしてしまうかもしれない。

そしたら、あなたが悲しむ事になる。

あなたが悲しいとママも悲しくなる。

ママはあなたが大切だから。

だから、お片付け出来るように頑張ろう」

 

その理由の裏には、必ず親の愛が隠れています。

 

その愛もしっかり届けなければ、

ただ、「理由」と「しなさい」だけでは

「ダメな自分だから言っているんだ」

と感じる子は多いのです。

 

 

 

そして、明確な理由が思いつかない場合は

その決まり文句は捨ててください。

 

 

「遊んだら片付ける」を

我が子の成長や我が家の状況などを主にして

理由を考えてみたら、

 

⇨エンドレスで遊びが続くのに「遊んだら」の区切りが分かんね〜!なら、

「お風呂から上がったら、1日の最後にざっと片付ける」とか。

 

⇨「私も、とりあえず…と山積みにしてる物があっちこちにあるのに、人の事言えない…」なら、

「片付けが出来るように一緒に頑張ろう」とか、

 

⇨「私が潔癖症だから、ちょっとの散らかりも我慢できない!」

なら、子供に「潔癖症な性格」について理解を求め、

協力を求めたり、範囲を決めたりなど親子で工夫して助け合うとか。

 

 

「ハキハキときちんと挨拶しなさい」について

我が子の「個」や成長を主にして、その決まり文句について考えてみると

 

 

●常に何かに夢中になっている子だから、知ってる人に声をかけられても気付かない。

 

●恥ずかしがり屋で上手く言葉がでない

 

●マイペース過ぎて、咄嗟に言葉が出てこず、常に深読みして黙り込んでしまう

 

 

などの子に一律「ハキハキ」を良しとして「しなさい」とするのは どうでしょう。

 

まずは、熱中できる事、繊細である事、深く物事を考えられる事は、とても素晴らしいと教えなければなりません。

 

「素晴らしい事」の裏に、それゆえの「難しい」が出てしまうのは 当たり前の事なのだ。

 

しかし、挨拶した側が無視されたと傷付く恐れがあるのも事実。

 

そんな時こそ、私たち関わる大人が

「個性」「才能」を大切にしながら世の中を渡る術を少しづつ教えるべきなのだ。

 

「さっきは気づかずにすみませんでした」と謝れる子、

恥ずかしいけど、精一杯心をこめてお辞儀ができる子

「えっと…」「あの…」など、短くても良いので、

少しでも言葉を出す、考える仕草をするなどで、

ひとまず相手の困惑を和らげるなど

その子の「今」と「個」に合った「挨拶」があるのです。

 

 

「宿題してから遊びに行きなさい」の決まり文句も

その子や家庭の状況などに合わせて考えてみると

遊び終わってから、ご飯が終わってから、とにかく寝るまでのどこかで、など、、全然違ってきて良いのです。

 

「静かにじっと人の話を聞く」などは

じっとできる時間は子供によって全く違うので、

その子のできる時間より、ほんのちょっと長くしてみるとか、

あえて途中でこっそりトイレに行かせるとか

工夫が必要な場合はあります。

 

しかし、絶対に教えるべきことは、

一生懸命話している人の気持ちです。

 

何日も話を考えてきてくれた人、

緊張しても頑張って話してくれている人、

どうしても伝えたい思いがある人、

そんな人たちの心を大切にする心を育てていけば

静かに聞く事の大切さを本当に理解して

少しづつ頑張る事もできるのです。

 

 

その子、今の状況、自分自身など、

皆違うのです。

 

ただ、世間の常識、決まり文句を

自分の頭で考える事なく投げかけるのではく、

しっかりと我が子を見つめて

自分の言葉で子育てしていけると良いですね。

 

次回は4つの問題点のうちの

二つ目の問題点について触れてみたいな〜と思います。

 

良かったら、次回もお付き合いください。

 

 

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