たっくんの進路 続編つづき | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

前回記事、たっくんの進路 続編からの続きでございます。

理学よりも作業が向いてるやん!きらきらと確信していたmiwaママ。

今回の出来事は、
たっくんに作業療法について考えてもらう
いいきっかけではないか!と思い、
私の考えを言ってみる事に。

しかし、テンション下がりまくり下のたっくん。困った

聞く所によると、先方の学校から入試担当の方が来られて、
理学療法を諦められない たっくんを説得したらしい。

こんな感じで。

「理学療法では、論文は付き物で、
特に長期実習では論文の提出が必須であり、
そこをクリアしないと、国家試験を受ける事が出来ません。
と、言う事は、
4年間頑張っても、結局、理学療法士になれないって事だよ。

それに、もし、理学療法士になれたとしても、
仕事の中で、文書を書く事も多いのに、
そもそも漢字や文章が書けないとなると難しいよ。

そうなると、全て、苦しむのはあなたなんだよ。

あなたの為に、言ってるんだよ。」


は~、ため息もう、やめて欲しい。がっかり

こんなセリフ、聞き飽きてるんです。私。がっかり

そして、苦手なんです。この、一見もっともらしい考え方が。

先方や、周りの大人達が、
心から、たっくんの為を思って言ってるのは分かるんです。

そういう意味ではありがたい事なのですが…

でも、
その考えの根底にあるものが、
あまりにも小さすぎて
あまりにも、視野が狭すぎて、
私は、悲しくなるんです。

その考えを根底から考え直さないと、
子ども達の持つ才能を潰してしまう事につながりかねないと。

この一見もっともらしい親切な意見を聞き、
たっくんは、すっかり、自信をなくしていた。かお2

こうなると、
大変厄介な事になる。ガクリ(黒背景用)

私が、何を言っても

「結局、論文でつまずくなら、行っても無駄やん。
たっくん書けないもん。」

たっくんまでも、一見もっともらしい事を言い出す。

そして、最終的に、
何かのせいだという逃げ場を作り出す。

彼の中で打ちのめされた自信、
打ち砕かれたプライドは、
なんとか、何か他の物のせいにしないと、
苦しすぎて立っていられないのだ。

わかるよ。痛い程。
特に若い時は、何かのせい、誰かのせいにしてしまいたいものだ。

自分を真っ正面から見るのは本当に怖いし、
その恐怖故、脳みそは壊れる事を恐れて
本能的に逃げ道を探そうとするのかもしれない。

しかし、やっかいなのは、
たっくんの場合、素晴らしい想像力、思い込みの結果、
彼の中の事実がねじ曲がってしまう事があるのだ。

その結果、

「だいたい、たっくんは、理学療法士なんかになりたくなかった!ムスッ
そもそも たっくんは、専門学校になんか行きたくなかった!
怒
てか、たっくんは、もう勉強なんかしたくなかった!
えーん
ママはたっくんの言う事を全て潰すんだ!!
泣き3

という事になってくる。ガビーン!

もう、たっくんの頭の中では、
虐げられた可哀想なシンデレラたっくんと、
意地悪な継母の図が出来上がってきている。青首大根

やばい。
放っておくと、この妄想はどんどん膨らんでいく。

そこで、
この度の出来事を順を追って話してみる。

「ママは、一つも何も押し付けてないよね?

まず、最初に、進路を考えるとき、
たっくんが、
『僕、まだ、勉強したい。何か、学びたい』
って言ったんだよ。

ママは、凄いなって思ったんよ。

苦手な事がいっぱいで大変だったのに、
逃げる事もできるのに、
勉強したいって思うなんて、ママなら言えないかもって感動したんよ。

だから、学校探す事にしたんだよね?

そして、選ばないといけない事があると、
ママはその都度、全部話してきたよね。
たっくんの意見を聞きながら、選んできたよね。

そうやって、ここにたどり着いたよね。」


ハッとするたっくん。

もう何ヶ月も前の話だから、すっかり忘れていたようだが、
自ら発した言葉によってこの物事は動き出したのだ。

「しかも、ママは、あんたの希望を全然、無視してないよね。

勉強がしたいって言うから、学校を探した。
バスケもしたいって言うから、
バスケ部があって、そこそこ実力がある学校を探した。
数学とか苦手な教科は出来るだけしたくないって言うから、
建築みたいな分野とか消去していった。
そして、その都度、どう思う?って聞いてきたよね?」

黙り込むたっくん。ムムム

「ただ、あなたの優しさは才能だから、
磨いた方がいいと言ったのはママよ。

たっくんは、今まで自分の中にある素晴らしい部分を
自分で磨いてきたよね。

スポーツだってそうだよ。

でも、あと一つ、ちゃんと磨かないといけないって思ったのが、
あなたの優しさなんよ。
あなたの発揮したリーダーシップは、
導きと癒しのリーダーシップなんよ。

あなた自身が、自覚してないから分からないと思うけど、
その優しさも立派な才能。

だからこそ、
”ただの優しい人”ではなくて、
その優しさを生かして、僕はこんな事が出来ます!って
言えるようにならないといけないんだよ!

それが、才能を磨くって事なんだよ!

そうやって、少しでも多くの事を磨いて、
持てるアイテムを一つでも増やして社会に出る事で、
たくさんの人の役に立てたり、
苦しい時に戦えたりできるんだよ!

あんた、いい加減目を覚ましな!

学校も行ける。
勉強もできる。
バスケも出来る。
作業ならば、試験もない。
自分の持ってる物も磨けるかもしれない。

これだけのチャンスが目の前に広げられてて、
一つも掴まず逃げ出すってどういう事だぁ!」

と、しまいには喝を入れるmiwaママ。

たっくんは、
さらにハッとした表情を作り、
いつものたっくんの
やってやる!の顔に戻っていった。

結局、作業療法士で、願書を出すという事で収まったが、
こりゃ、まだ、まだ一悶着あるな。

学校側がすんなり、うんとは言わない可能性は高いからね。べぇぇ

また、あの、「一見もっともらしい考え」と戦わないといけないんだろうな。
難しいのよね。ガーン
日本人の常識すらも、くつがえすような考えにもつながる事だから、
なかなか理解してもらえないのよね。泣く

特に、頭が堅い系の人々には…・・・泣

しょうがない!どんと来いや~と、
腹をくくったmiwaママでした。


次回は、久しぶりに、
miwaママ大暴れ!

珍しい生き物を観たい方は、次回をお楽しみに~。



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