とうとう彼女にでも振られたか~??
などと ニヤニヤしていたが、
そうでもないらしい。
まあ、自分で処理できない程の事なら
何気なく言ってくるだろうと思い、
観察していた。
数日後、
「なんで死んじゃうのかな?

と ポツリとつぶやく たっくん。
お?落ち込んでた原因だな!

と、すかさず
「誰が死んだん?」
と聞くと
「犬が…

と答える。
うちには、今、犬はいない。
近所の犬や、親戚縁者の犬が死んだ覚えもない。
「どこの犬よ?」
と 聞くと
「隣の…

「は?隣に犬はいないぜ?

と答えると
「彼女の家の…

え?君は何かい?

彼女家の可愛がってた犬とかじゃなく、
彼女の家の
そまた隣の家で飼ってる、名も知らぬ犬が死んで
3日間 落ち込んでたんかい?

そりゃあね、
生き物が死ぬのはね、
辛いですよ。
私もね、そこまで鬼じゃありませんよ。

いいんだけど…いいんだけどもさ…

彼女の家を訪れたついでの、わずかな時間に、
頭をなでるだけの犬で、
3日間って…。

私とチュンは、その為に
機嫌の悪いあなたに3日間も対応していたのだね…

そんな、気持ちの切り替えが苦手な たっくんを救ってくれる本があります。
前回は、スズメの死で落ち込んでいた たっくんを救ってくれました

ガラスの心を持つ子ども達におすすめです。

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