魔法にかかった人を見た事は?
私は あります。

正確には、まるで魔法にかかたような…
ですけど。

私事で申し訳ないのだが、
私が日本の総代理店を務めてる
イギリス クロスボウ社の
リーディングルーラーという商品がある。
つまり、
「読む為の定規」だ。
数ヶ月前、
私は、この定規に
「魔法の定規」とネーミングした。
たくさんの
「まるで魔法にかかったような…」
人々を見聞きして、
このネーミングにするべきだ!と思ったのだ。
私が、「魔法の定規」に出会ったのは、
もう2年以上前になる。
でも、こんな魔法があるんじゃないか?と気になりだしたのは
もっとずっと前の事。
チュン君が
小学校3年生くらいかな?
ディスレクシアで、字が読めない チュン君は
何故か、看板読みゲームが大好きだった。

車で走っている間、
見かけた看板を、家族で順番に読んでいく。
看板がない 田舎道や高速道路に入ったら 悲惨なゲームだ。

ルールとして
10秒以内に看板を見つけて読む。とか、
ナンバーとか、道路標識はダメ。とかあるのだが、
そこは大きくねじ曲げて なんでもありとする。
だから大抵チュン君が読むのは、数字が多い。
しかも、走っていくうちに 通り過ぎる看板を読むのは
チュン君にとって至難の業。
数字であれ、平仮名であれ、たいてい一文字読むのが精一杯で、
どの看板を読んだのか、
それが正解なのか不正解なのか
ズルっこしたのかも 分からない状態だ。

それなのに、やたら看板読みをしたがるチュン君。
ある日のお出かけ時、おしゃれなチュン君は
薄い茶色のゴーグルタイプのサングラスをしていた。
(どんな お子様?
)そして、またしても看板読みゲームの開催。
しかし、その日のチュン君は、いつもと違った
平仮名の部分だけ だけど
いつもより スピードアップして読んでいる。
お?どの看板を読んでるか分かるぞ!?

驚く私。
車のスピードにもよるけど
3~4文字、多いときは5文字以上を
チュン君にしては スラスラモードだ。
なぜ?いつもと何が違うの?

目に入ったのは
昔、アラレちゃん(若い人は知らないよね
)がしていたような ゴーグルサングラス。
レンズは薄茶色。
おおーチュン君。
それは、魔法のサングラスじゃないのかい??
そこで、考えるmiwaママ。
色?色をつける事に効果が?
じゃあ、もっと色んな色を試したら
もっと効果が出るのでは?
そして 色々 試したけれど、
市販の色付きのクリアファイルや下敷き等は濃すぎたり、
艶がありすぎたり、カラーバリエーションが少なかったり等、効果は現れず…。
そこで、専用の物を探しまくったが、
当時の私は、発達障害も、学習障害も、ビジョントレーニングも
なーんにも知らなかったので、
検索ワードに引っかからず、
あきらめてしまった。
それから1年程して、チュン君やたっくんの特性というものを知ってから
色々学び、やはり、カラーに効果がある事を知った。
そして、その為に作られた特殊なフィルム等が存在する事を知った。
それから、私は探しまくった。
そして、やっと出会えたたくさんの人々にとっての希望の光。
それが、「魔法の定規
」だった。そして、色んな人に使ってもらい、
たくさんの喜びの顔をみて、喜びの声を頂いた。
溜め息まじりで本をたどたどしく音読していた女の子が、
最後まで、元気な声で読んでくれた。
ずっと、活字が苦手だったと言う年配の方が、
感動して買っていかれた。
ずっと不登校だった子が
ビジョントレーニングと魔法のカラーシートで自信を持ち
学校に行くようになったと
奈良にあるビジョントレーニングの先生が大喜びでお電話を下さった。
集中力が続かない孫にと買われた方から
感謝の言葉を頂いた。
私が取扱ってるのは
カラーレンズではないので、
読むときのサポートだけだけど、
たくさんの魔法をみせられた。
特に、文字を見るのもすごく嫌がって
私を睨みつけていた少女が
魔法の定規を使った時に見せた笑顔
はまさに魔法にかかった様だと思った。
誰でも気軽に使える文房具。
だけど、使った人が感心したり、驚いたりする
不思議な定規。
たくさんの人を魔法にかけてみたいと
あの笑顔がまた見たいと
私がチュン君の時に感じたあの希望を
誰かにも感じて欲しいと
孤軍奮闘する miwaママでした。
来週は、孤軍奮闘 名古屋へ押しかけます
