私も
偏見と差別に満ちた担任に
子どもを預ける気は サラサラ無くなってましたので
チュン君の意思を尊重して
さっさと転校しました。
さっさと…とは言っても
結構 大変でした。
まずは 学校選びから…
まあ 公立中学校だから どこも大した違いはないけれど
やっぱり 学校ごとに 雰囲気は 全然ちがう。
評判が良い学校に絞って
地域性をみて
見学して
チュンがディスレクシアである事を話した時の
先生の反応を見て
やっと決定。
ただ、
チュンに対して サポートをいっぱいしてくれる所…
という探し方は していない。
そんな事をしていたら 一生 見つからないだろう。
ただ、
一生懸命 理解しようとしてくれる先生がいる事
を条件にした。
そして 見つけた 中学校。
私の仕事場も さっさと その学校の校区に移して
親子で せっせと通っている。
で、
チュン君は…というと
さっそく バスケ部に入部し、
すんなり 学校に馴染んでいる。
そして
担任の先生は
「チュンの為の特別なプリントを用意してもいいだろうか?」
「時間割をコピーしてあげるのを忘れたんだが、
自分で書き移す事ができただろうか?」
「今日、頭 痛いと言ってたが
学校の事は何か言ってなかっただろうか?」
「授業の方法やテストの方法など 自分も色々考えてるので
また 相談にのってもらっていいだろうか?」
など など
しょっちゅう連絡をしてくれたりする。
校則等は 基本的に 前の学校と一緒だが
チュン君 いわく
「前の学校にくらべたら こっちは 全然 自由!」
と 余裕の態度だ。
しかも、
みずから 宿題をしだしたり、
休日の部活動も 張り切って行ったり、
チュン君にとっては ありえない言動が 増えている。
これって いったい 何なんだ? と考える。
まだ、転校して2週間だけど のびのびと 中学校に通う チュン君。
そして…
毎日 休む事なく 楽しい 楽しいと言いながら高校に通ってるたっくん。
二人とも
ただ場所が変わった だけではない。
受け入れる先の 考え方が 今までと違うのだ。
だから 子ども達が 自分に自信を持って 通えるようになる。
前に イギリスのメアリー先生が おしゃった言葉を思い出す。
「出来ない事の責任を
子どもだけに負わせてはいけません。」
そう、
出来ない事があったとき
努力が足りないから
根性がないから
と 子どもだけに責任を負わせるのではなく
何が 問題なのかな?と
子どもの責任以外の部分をしっかり見つめる目も必要。
それから 私達 大人は 何がしてあげられるかな?と考える事が大切。
そして
問題を解決していく為の努力を一緒にする事が 何よりも重要なのだ。
うちの子は 二人とも
あの中学校に通う事ができなかった。
それは
あの中学校の先生が 私におっしゃられたように
私の育て方に 問題があるのかもしれない
子どもの性格に問題があるのかもしれない
でも
今の子ども達を見ていると
それだけじゃないような気がする。
子どもに 責任を負わせる前に
自らを振り返る 努力も必要なんじゃなかろうか?
と あの中学校に対して思う miwaママなのでした。